「天気の子」新海監督「公開の前に痛ましい事件が」

映画「天気の子」の舞台あいさつを行った左から吉柳咲良、森七菜、新海誠監督、醍醐虎汰朗、本田翼、小栗旬

新海誠監督(46)が19日、都内で、公開初日を迎えたアニメ映画「天気の子」の舞台あいさつを、声優を務めた醍醐虎汰朗(18)森七菜(17)吉柳咲良(15)本田翼(27)小栗旬(36)と行った。

前日18日には京都市のアニメ製作会社「京都アニメーション」のスタジオの放火火災で大勢の人が亡くなった。

新海監督は「公開の前に痛ましい事件がありまして、どういう気持ちで初日に臨んだらいいのかと思いましたが、ここで皆さんの顔を見て、やはり僕たちの仕事は、どういうことがあっても、エンターテインメントを作って、表現することで、自分たちや誰かを傷つける可能性もゼロではないけれど、でも、ひるまずにそれをやり続けることが、自分たちのなりわいであり、役目であり、一番やりたいことなんだなと思いました」と語った。

最後は「楽しい映画を作ったつもりです。気持ちが晴れるような映画を作ったつもりです」とPRした。