友近「道後温泉入って」PR 吉本芸人の癒しの場に

道後温泉本館ラッピングアートのウォールアートパネルの前に立つ友近(中央)。左はポニーキャニオン経営戦略本部の石川和雄副本部長、右は松山市の梅岡伸一郎副市長

お笑いタレント友近(45)が、生まれ故郷の愛媛・松山市にある道後温泉の魅力をPRした。19日、道後温泉本館で行われた「道後REBORNプロジェクト 道後温泉本館ラッピングアート発表会」に出席し「私は道後温泉が大好きで今月だけでも3回目。空港からも近いし、食べ物はおいしいし、いろいろなお風呂に入れる。みんなとりこになります」と、魅力を語った。

道後温泉に来ると、ストリップ劇場のニュー道後ミュージックにも出向いているという。「道後温泉は最古の温泉ともいわれていますが、温泉地にストリップは3軒しか残っていないと聞きました。すごい貴重なんですよ。ノスタルジックな昭和の部分が残っているところが好きで探索しています」。友近は松山出身で、同市の魅力を表すブランドメッセージ「いい、加減。まつやま」の応援団長を務めている。

現在、松山市とポニーキャニオンが協力し、道後温泉と漫画家の手塚治虫さんが描いた「火の鳥」がコラボする「道後REBORNプロジェクト」を展開している。道後温泉本館は1894年(明27)の改築から125年を迎え、歴史を次代につなぐため営業しながら保存修理工事をしている。今回は「素屋根(すやね)」と呼ばれる工事仮設シート全体に、巨大な「火の鳥」と同温泉の歴史絵巻を描いたラッピングアートが披露された。今後もさまざまなプロジェクトを展開していく予定。松山市の梅岡伸一郎副市長から「道後温泉を売り出していくため友近さんの発信力を借りたい」と依頼されると、友近は「ノーギャラでもやります」と答えていた。

所属する吉本興業は大激震の時を迎えているとあり、友近は「私は、今もう始まって以来という大ピンチの吉本興業なんですけど、芸人がとにかく疲れ切っているというか、精神的にナーバスになっています。そんな芸人の癒やしの場として、道後温泉に入ってもらえればと思います」と、仲間の疲労を心配していた。