乙武洋匡氏、大船渡・佐々木の“温存”監督に私見

乙武洋匡氏(16年3月撮影)

作家の乙武洋匡氏(43)が、高校野球岩手大会で大船渡の最速163キロ右腕・佐々木朗希投手(3年)の故障を防ぐため登板させなかった国保陽平監督(32)について「もっと称賛されてしかるべき」と私見を述べた。

25日に行われた決勝戦は花巻東が12-2で大船渡を制し、先発メンバーから外れベンチスタートだった佐々木は登板せずに終わった。佐々木は24日の準決勝直前、県高野連の医療スタッフに右肘の内側に違和感を訴えていた。

佐々木を“温存”した監督の判断は賛否を呼んでいるが、乙武氏は同日ツイッターで「大船渡の国保監督はもっと称賛されてしかるべきだと思うし、メディアには『佐々木投手を甲子園で見られず残念』ではなく、『そもそも高校野球とはなんぞや』という問いを投げかけてほしい」とツイート。「甲子園大会を主催する朝日新聞社にとって佐々木投手不在は大打撃かもしれないけど、あえて国保監督に『朝日スポーツ大賞』を贈ったら、株も上がると思う。でも、『高校野球をアップデートする』という意味において、国保監督にはそれくらいの功績があると思う」との考えを示した。