V6坂本らジャニーさんに思いはせる、出演舞台初日

舞台後に会見を行う、左から井ノ原快彦、坂本昌行、長野博(撮影・中島郁夫)

V6の年長ユニット、20th Century(トニセン)の坂本昌行(48)長野博(46)井ノ原快彦(43)が出演する舞台「カノトイハナサガモノラ」が27日、東京グローブ座で初日を迎えた。

3人だけが出演する舞台プロジェクト「TWENTIETH TRIANGLE TOUR(TTT)」の一環で、17年の「戸惑いの惑星」に続く第2弾。

TTTのネーミングは、今月9日に亡くなったジャニーズ事務所社長のジャニー喜多川氏(享年87)が付けてくれた。井ノ原は「名前を付けてもらおうと、僕が代表して電話しました。3人でこういうことをやるんだと話したら『すばらしい。40歳超えてなかなか仲間でできない』と言ってくれた」と振り返った。

井ノ原はまた、ジャニー氏が入院している病室に、タレントたちが集まっていた時のことを語った。「Jr.の子たちがみんな『8月8日にライブあるから来てね』と話しかけてた。行けるといいなあ、と思っていたんですが、これで(亡くなったことで)みんなのところに行けるようになったんじゃないかな。今日の初日も、これからダメ出しですかね」と、ジャニー氏に思いをはせた。

タイトルの「カノトイハナサガモノラ」は、登場人物の「サカモト」「ナガノ」「イノハラ」を組み合わせた。3人がそれぞれの過去や未来を、真実と虚構を織り交ぜ会話を進めていき、さまざまな思いを音楽とともに呼び起こしていく。

劇中、「ところで彼女いるの?」と聞かれる場面がある坂本は、井ノ原と長野、報道陣にもツッコまれっぱなし。坂本は「この2人は落ち着いたからいいですよね」と、両脇の既婚者を見やった。

北九州芸術劇場は8月30日~9月1日、大阪・梅田芸術劇場は9月7~10日。