松本人志、若手の不満「今は黙っておいたほうが」

松本人志

ダウンタウン松本人志(55)が28日、レギュラーを務めるフジテレビ系「ワイドナショー」(日曜午前10時)に出演した。雨上がり決死隊宮迫博之(49)とロンドンブーツ1号2号田村亮(47)の謝罪会見を受け、先週21日は生放送だったが、今週は通常通りの収録だった。番組では極楽とんぼ加藤浩次(50)との対立構図を否定。芸人一丸となって吉本興業へ体質改善を求める意思を見せ、現状を「少しいい方向に見えてきた」などと楽観的な見方も示した。

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◆松本と東野幸治(51)は20日、宮迫と亮の謝罪会見を受けて大崎洋会長、岡本昭彦社長と緊急会談した。21日の生放送では、岡本社長がVTR出演し騒動を謝罪するなど、岡本社長が会見に至るまでの地ならしをした

松本 それなりにいい感じのトスを上げられたと思ってたんですけど、岡本社長がこう来た球を、(球を後ろにそらすしぐさで)こうやった。マジかよ、っていう。ゼロ点でしたね

◆松本主導で会見が設定されたと世間にみられていることについて

松本 それは全然違う。我々が吉本に行った時には会見は決まっていた。我々が無理に会見させたわけではない

◆加藤が大崎会長と岡本社長の退任を求めた上で、「スッキリ」で自身の退社を示唆。松本は大崎会長に追随する意思を示しており、対立の構図が報じられた

松本 (退社発言後の)加藤に電話した。全然好きに言ってええよって。嫌な思いもいっぱいしてきたんやろうから、それを言っていいからなと。加藤から連絡してくれるし、最近めちゃくちゃ電話している。VS構造ではない。むしろ2人の気持ちはまったく同じ。ただゴールが違うところがあるので、今、折衷案を探ってる状態

◆松本がツイッターで「(騒動を)プロ根性で乗り越えましょう」とつぶやいたことに、友近(45)が「『待ってください』と言いたい」と反応したことについて

松本 (メディアが)VS構造を作ろうとしている。友近とも全然しゃべってる。昨日も楽屋で2人きりでずっとしゃべってた。ねじ曲げられて伝えられているし、(友近が)そういう意味で言っていないのを分かっている

◆吉本に願うこと

松本 芸人が誰1人辞めることなく、楽しく吉本が普通の会社に戻れることだけを願っている。一切保身はなく、それだけで動いている

◆宮迫の最初のうそに同調せざるを得なかった謹慎中の芸人たちについて

松本 1時間でも早く復帰させてあげて。(謹慎は)意味ないから。彼らはうそをついていないから

◆反社会的勢力とのつながりなど、吉本の説明が不明瞭なことについて

松本 芸人が一体となって会社に改善して(と求めて)、うみは全部(出して)、悪いことやっていたら正直に全部言ってくれと。そこを明確にしないんやったら、僕が全員芸人連れて(吉本を)出ますわ

◆若手芸人がSNSで吉本への不満を爆発させていることについて

松本 いろいろ言ってもいいと思うけど、タイミング。今は黙っておいた方がいいのかな

◆騒動解決に向けて尽力する理由について

松本 お笑いが好きで、吉本が好きで入ってきた子たちを悲しい感じにしたくない

◆加藤が事態を大きくさせたと「スッキリ」で謝罪するなど、沈静化に向けて動き始めた。今後について

松本 僕が思っているだけかもしれないけれど、少しいい方向に見えてきた。一時よりはよくなったんじゃないか。加藤には、何かあったら「スッキリ」出るでって言っている

◆これまであまり交流のなかった加藤や岡村隆史(49)との対話が増えたことについて

松本 今までそこまで親しくしてなかった後輩たちとも、これを機にいろいろ話が聞けそう。これをうまく乗り越えられたら、今までよりもすごくいい会社になると思う