三河家桃太郎、大衆演劇超えた時代劇「安兵衛」PR

来社した三河家桃太郎(左)と前田五郎(撮影・和賀正仁)

赤穂浪士として名高い堀部安兵衛の高田馬場の決闘を題材にした時代劇「安兵衛」が10月11日から14日に、道頓堀ZAZA(大阪市中央区)で上演される。

6日、同演目で主役を演じる5代目三河家桃太郎と、ゲスト演者である前田五郎が日刊スポーツ新聞社(同市北区)を訪れ、舞台の魅力をPRした。

今作品は、江戸時代前期に武士として名をはせた通称・安兵衛が主人公の時代劇。しかし、以前から時代劇というジャンルにこだわりたくないとの三河家の意向もあり、落語の古典演目の1つ「らくだ」などを脚本に織り込んだり、浪曲の生演奏があったりと、かなりエンターテインメント性の高い作品に仕上がっている。

三河家は大衆演劇の団長として全国を飛び回っているが、今作品は「大衆演劇ではない」とばっさり。「時代劇、浪曲、落語。不思議な組み合わせと、それぞれの持つライブ感を楽しんでほしい。演劇のできる幅を広げ、違う面を披露したい」と語気を強める。

また前田は「芸人出で、芝居は初めて。まさかコラボレーションできると思っていなかったので、とても楽しみ」。

三河家は「異種格闘戦のような舞台。絶対面白くなります。ぜひ楽しんで!」と呼びかけた。