広瀬すず「なつぞら」なつ夕見子が結婚式20・0%

NHK「なつぞら」の会見を行った左から松嶋菜々子、粟野咲莉、広瀬すず、草刈正雄、藤木直人(2019年3月6日撮影)

女優広瀬すず(21)が、ヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「なつぞら」(月~土曜午前8時)の9日に放送された第113回の平均視聴率が22・0%、10日放送の第114回が20・0%、12日放送の第115回が21・3%(ともに関東地区)だったことが13日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は第15回の23・6%。

同ドラマは、戦争で両親を亡くし、父の戦友の養女として引き取られたヒロイン奥原なつ(広瀬すず)が、北海道を舞台に、亡き父の戦友の柴田剛男(藤木直人)と妻富士子(松嶋菜々子)、柴田夫妻の父泰樹(草刈正雄)に育てられ、豊かな想像力と開拓者精神を生かし、アニメーターを目指す姿を描く。脚本家の大森寿美男氏のオリジナル作品。元AKB48で女優の渡辺麻友、井浦新、染谷将太、伊原六花、小手伸也らが朝ドラ初出演。ほかに貫地谷しほり、中川大志、麒麟の川島明、木下ほうか、角野卓造が出演する。また、語り(ナレーション)をなつの父親という設定で内村光良が担当する。

あらすじは、雪次郎(山田裕貴)に呼び出され、雪月になつや坂場(中川大志)、夕見子(福地桃子)が集まった。そこで、雪次郎は新しく作ったお菓子「おバタ餡サンド」を披露した。なつらはおいしいと絶賛。夕見子も賛同した。そして父の雪之助(安田顕)も「初めて先を越された」と認め、雪月で販売することが決まった。すると雪次郎は「夕見子ちゃんの作るバターと、十勝の菓子が、くっつくんだわ。結ばれる運命だと言っても過言ではねえべさ。俺と、結婚して下さい」とプロポーズした。夕見子も「もし、結婚するとしたら、あんたしかいないと思ってた」とプロポーズを受けた。後日、雪次郎と夕見子は柴田家にあいさつに行き、結婚することが認められた。そこで夕見子はなつと一緒に結婚式をすることを話した。

なつを嫁に出すことになり、わが子同然に育ててきた富士子(松嶋菜々子)は、1冊のノートをなつに手渡した。そこには富士子がなつらが食べてきた料理の作り方が描かれていた。それを見たなつは深い愛情を感じた。そして結婚式の日を迎え、なつが花嫁姿で「長い間、お世話になりました」と話すと泰樹(草刈正雄)も「わしもお前に育ててもろた。たくさん…たくさん、夢をもろた」と涙した。そして、なつと夕見子の2組の結婚式が母屋で行われた。

なつが東洋動画で働き、坂場は翻訳の仕事をしながら家事をする新婚生活が始まった。なつはアニメブームの中で「魔法少女アニー」の原画を任されていた。同じ時、声優プロダクションの仕事が多忙になった咲太郎(岡田将生)の所に川村屋の野上(近藤芳正)が神妙な顔で訪ねてきて、再開発で川村屋がなくなることを話した。そしてマダムの光子(比嘉愛未)の事をどうするのか聞いてきた。その晩、野上から風車がなくなることも聞いていた咲太郎はなつの新居を訪れ、「光子と結婚することにした」と報告した、という内容だった。