金爆「女々しくて」カラオケ印税額明かす/神宮花火

ステージでパフォーマンするゴールデンボンバー(撮影・河田真司)

<神宮外苑花火大会>◇10日◇神宮球場

ゴールデンボンバーが、爆笑パフォーマンスを次々に繰り出して盛り上げた。2年ぶり3度目の神宮花火大会で、初の神宮球場ステージに登場し、トリを務めた。

1曲目では、この日1時間半前に同じステージに登場した松平健(65)のヒット曲「マツケンサンバ2」にちなんで、ちょんまげ姿のドラム樽美酒研二(38)が赤いふんどし一丁になって「ダルケンサンバ」を披露した。引き締まったお尻を客席に向けて「松平健さん、申し訳ございませんでした!」と土下座すると、ボーカル鬼龍院翔(35)から「やめろ、今日は家族連れが多いんだから!」とたたかれた。

続く「抱きしめてシュヴァルツ」では、ギター喜矢武豊(34)が「(松平が演じた)『遠山の金さん』になりたい!」と叫んで、侍のコスプレで登場。衣装がはだけると、桜吹雪ならぬ、桜模様のブラジャー姿を披露した。

一方、樽美酒は「ここ神宮球場が本拠地の、ヤクルトスワローズの名前の由来を教えます」と意気込み、ジョッキに大量のヤクルトと酢を入れて一気飲み。「ヤクルト酢割ろうず」を表現した。

さらにレプリカの刀を持った喜矢武が暴走し、鬼龍院や樽美酒を次々と斬りつけた。残ったベース歌広場淳(33)も喜矢武から攻撃を受け、衣装が破れた。なぜか赤いブラジャーを着ており、2人でブラジャー姿を披露する形となった。

花火の打ち上げスタート時刻が午後7時半からと決まっているため、鬼龍院は「26分から『女々しくて』をやるので、ビビって3分余ってしまった」と告白し、笑いを誘った。

さらには、つなぎのトークとして、「『女々しくて』はカラオケランキング51週連続1位になりました。そうなると、3カ月に1回、まとめて1000万円が口座に振り込まれるようになるんですよね」とアーティストの金銭事情を明かし、「ゴールデンボンバー、意外と苦労してきたんです。こんなことを14年やっていますんで。音楽業界、まだ夢あるんですよ!」と訴えた。

鬼龍院は「花火よりも熱い話になりました」と照れ笑いすると、「今日もファミリーで来ている方が多いと思います。子供が音楽をやりたいと言ったら、大体親御さんからは反対されます。うちもそうでした。でも、人生、生きていれば何が起きるかわからない。せっかくだから、楽しんでください。まずは今日を思い切り楽しんでいきましょう!」と呼び掛けると、大歓声を浴びた。

最後はヒット曲「女々しくて」で締めくくった。鬼龍院はラストで、「スマホ出しとけ、スマホー!」と呼びかけ、4人でポーズを決めると、上空に花火が舞い上がった。さらに「ありがとうございました! 花火楽しんでください!」と叫んで、大きな拍手を浴びた。