止まらん「おっさんずラブ」試写会の倍率250倍

「劇場版おっさんずラブ~LOVEorDEAD~」プレミアムトークイベントに出席した、前列左から沢村一樹、林遣都、田中圭、吉田鋼太郎、志尊淳、後列左から児島一哉、真嶋秀和、内田理央、大塚寧々、金子大地、伊藤修子、瑠東東一郎監督

田中圭(35)が13日、都内で主演映画「劇場版おっさんずラブ~LOVEorDEAD~」(瑠東東一郎監督、23日公開)のイベントに出席した。18年4月から放送された男性同士のピュアな恋愛模様を描いた人気連続ドラマの劇場版。ドラマレギュラーの林遣都(28)吉田鋼太郎(60)内田理央(27)のほか、劇場版から加わった沢村一樹(52)志尊淳(24)ら主要キャストが勢ぞろいした。

出演者は夏らしい爽やかな浴衣姿で登場した。ドラマの終了から約1年で劇場版の公開。田中は「ただいまです。よりパワーアップして帰ってくることができました!」と手を振り、観客700人から「おかえり!」の声援と歓声を浴びた。

ドラマはSNSを中心に人気を広げ、放送のたびツイッタートレンドにランクインするなど視聴者の熱量が高かった。吉田は「応援してくださっているのを知っていたので、目の前でお会いできてうれしい」。林も「格好良い(役の)牧のままたたずんでいたかったけど、汗が止まらないのでもうやめます!」と熱気に応じた。

この日は「おっさんずフェス」と銘打ち、関連のイベントを展開した。瑠東監督や貴島彩理プロデューサーによるトークショーや試写会も行われ、スキマスイッチが主題歌「Revival(リバイバル)」も披露するなどして観客を喜ばせた。

出演者の登壇イベントの応募倍率は40倍、試写会は250倍。イベント中も「♯おっさんずラブがとまらない」がツイッター世界トレンドで1位になるなど熱気は最高潮に達した。田中は「映画をそれだけ楽しみにしてくださっている。ドラマのように作品がもっと大きくなれば、日本がもっと愛にあふれるのではと思っています」と期待を込めた。

本年度中にドラマ第2弾が放送されることが決まっており、「おっさんずラブ」の盛り上がりはまだまだ続いていく。【遠藤尚子】