前田敦子、映画と違い同窓会は「呼ばれたことない」

左から大野裕之プロデューサー、佐藤都輝子、白洲迅、前田敦子、高良健吾、阿比留照太、樋口尚文監督(撮影・松浦隆司)

女優前田敦子(28)が14日、初の母親役を務めた映画「葬式の名人」(樋口尚文監督、9月20日公開)のロケ地となった大阪・茨木市での先行上映会に出席した。

映画は大阪府立茨木高を卒業した川端康成の作品がモチーフ。「茨高(いばこう)」として親しまれる現在の茨木高を舞台に、急逝したクラスメートを弔うため、卒業から10年後に集まった友人らの姿を描く。

小学生の息子を育てる主人公のシングルマザーを演じた前田は「現場には夏の暑さではない熱さがあった。すべてが熱かった」と、昨夏の茨木ロケを振り返った。

司会者から私生活で同窓会や昔の級友に会うことは? と質問された前田は「私はないんですよね。呼ばれたことがないんですよ。同窓会をいつやっているのか…」とポツリ。劇中のクラスメートの強い絆をうらやんだ。

野球部顧問に扮(ふん)した高良健吾(31)は同窓会談議に「地元の友達とはよく会っています。でも学校全体の同窓会には出たことはないですね」としみじみと話した。

同映画は茨木市が市制70周年を記念し、制作協力した。全国公開(9月20日)に先駆け、16日から同市内で先行公開される。