くまだまさしがステージ復帰「反省の気持ち忘れず」

現場復帰し、頭を下げるくまだまさし(撮影・たえ見朱実)

闇営業問題での謹慎処分が19日に解除された吉本興業の11人の芸人の一部が同日、東京・ルミネtheよしもとでステージ復帰した。

正午からの公演に登場したお笑いコンビ2700の常道裕史(36)と八十島宏行(35)に続き、午後2時の公演には、くまだまさし(46)が登場し、ファンや詐欺被害者に向けて謝罪した。

くまだも2700同様、観客の大きな拍手に迎えられて登場。「あったかすぎて、逆にやりづらくなってまいりました」と照れ笑い。「私、今日から謹慎の方が解けまして、また頑張っていきたいと思っております。まだまだ若手の23年目、くまだまさしです」と笑わせながらあいさつした。その後、ネタの前に「一言、皆様に、ごあいさつをさせて頂きたいと思います」と神妙な表情になった。

くまだは続けて「皆様、今回は、例の一連の件におきまして、世間の皆様、そして関係者の皆様に大変ご迷惑をおかけしました。そして何よりも一番は、今まで詐欺被害に遭われた方の中で、もしもこの件で不快に思われる方がいらっしゃいましたら、本当にそこは謝らさせていただきたいと思います。本当に申し訳ございませんでした」と深々と頭を下げて謝罪した。

さらに「今日から、8月19日から謹慎が解け、復帰ということになりましたけれども、とにかく、これから先、1カ月先、半年先、そして1年先でも、自分のできる限り啓蒙(けいもう)活動をやっていきたいと思います。ずっとずっと反省の気持ちを忘れず、これからも頑張っていきたいと思っております。そして今日も来ていただいてるお客様、皆様に、1回でも笑っていただけるように、信頼していただけるように、これからも頑張っていきたいと思います。おこがましいんですけども、こんな僕ですけども、これからも応援の方をお願いしたいと思います。今日はこのような場をいただきまして、本当にありがとうございました」と一礼。この間は“くまだ節”を封印して、神妙にあいさつした。

その後は、通常のくまだモードに復活。「空気を変えるために、ごめんなさい、もう1回出てきます。言ってはいけないんですけど、出てきた時に、ウソのような拍手をお願いします」と一度退出して再び登場。「今日のネタ、謹慎前と同じでございます」と笑いを誘うと、尻に刺したクラッカーや、鼻で膨らませた風船を客席に噴射。くまだのアップ写真のポスターやお面を客席に配りまくるなど、売りのウザキャラ全開で「(もらった人も)思い切り苦笑いでございます」と笑わせた。

午後4時にはスリムクラブの真栄田賢(43)内間政成(43)、午後7時30分の公演には、ムーディ勝山(39)、ストロベビー・ディエゴ(41)が登場予定。