広瀬すず「なつぞら」天陽の遺作に涙を…20・9%

NHK「なつぞら」の会見を行った左から松嶋菜々子、粟野咲莉、広瀬すず、草刈正雄、藤木直人(2019年3月6日撮影)

女優広瀬すず(21)が、ヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「なつぞら」(月~土曜午前8時)の3日に放送された第134回の平均視聴率が20・9%(関東地区)だったことが4日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は第15回の23・6%。

同ドラマは、戦争で両親を亡くし、父の戦友の養女として引き取られたヒロイン奥原なつ(広瀬すず)が、北海道を舞台に、亡き父の戦友の柴田剛男(藤木直人)と妻富士子(松嶋菜々子)、柴田夫妻の父泰樹(草刈正雄)に育てられ、豊かな想像力と開拓者精神を生かし、アニメーターを目指す姿を描く。脚本家の大森寿美男氏のオリジナル作品。元AKB48で女優の渡辺麻友、井浦新、染谷将太、伊原六花、小手伸也らが朝ドラ初出演。ほかに貫地谷しほり、中川大志、麒麟の川島明、木下ほうか、角野卓造が出演する。また、語り(ナレーション)をなつの父親という設定で内村光良が担当する。

あらすじは、病院を抜け出してきた天陽(吉沢亮)は、徹夜で描き続けた馬の絵を完成させた。寄り添っていた靖枝(大原櫻子)を起こし絵が完成したことを伝えると、病院に戻る前に畑を見てくると言い残して、アトリエを後にした。そして畑を見ながら倒れた。東洋動画では、なつが陽平から天陽が亡くなったことを聞き驚いた。

9月になり、なつと優は北海道の柴田家に出かけた。そこで泰樹(草刈正雄)らに会うと、天陽が亡くなって早く北海道に来れなかった理由などを話した。その晩、なつは富士子(松嶋菜々子)に「何をしたいのか。優といられる時間を大切にしたい」と仕事を辞めたいことを話した。翌日、なつらは天陽の家に行き線香をあげ、そして天陽のアトリエで遺作となった馬の絵を見て涙を浮かべた、という内容だった。

また、その後の情報番組「あさイチ」では、近江友里恵アナウンサーが「まだ信じられなくて。絵を見てまだ天陽くんがいそうじゃないですか」と話すと、博多華丸(49)は「週末まで粘ってほしかった。今日のオープニングで…」と朝ドラ受けした。