女優長谷川京子(41)が舞台初主演することが3日、分かった。
来年1~2月上演「メアリ・スチュアート」(世田谷パブリックシアター)で、美貌ながら悲劇の結末をたどる16世紀末のスコットランド女王、メアリ役を演じる。12年「熱海殺人事件NEXT」以来8年ぶりの舞台が初主演となるが「1人で頑張っちゃうと、周りが言いたいことを言えないかも。教えてもらえる素直さを持っていたい」と自然体で臨む。
40代に入り、さらに挑戦的な演技を続けている。NHK4月期ドラマ「ミストレス~女たちの秘密」では大胆なラブシーンを披露。「自分の中では全然(普通)なんです。家族、子どもがいるので境界線はあると思うけど、子どもへの愛情や母親であることと同じで、愛に生きることも表現の1つ」。中世が舞台の今作も、重量のある衣装や女王の所作に耐えうる筋肉をつけながら、女性的魅力も見せる決意だ。「運動もするしマッサージも定期的に行く。自分でボディーメークすれば体が応えてくれるし、年相応の良さも出てくる。41年生きてきて努力もしている体形なので、女性としての表現もしていいんじゃないかなと思ってます」。
今夏は10歳長男と7歳長女をサマースクールに通わせながら、ロンドンやパリを歩き、世界観を体感した。友人の板谷由夏が昨年42歳で踏んだ初舞台や、渡辺謙(59)主演のミュージカル「王様と私」なども観劇し、刺激を受けたという。「励みになります。謙さんは『今年還暦でここまでやっちゃうんだ』って元気をもらいました。40歳なんてまだまだ。技術もついて、ここからスタートできることもあると思う」。ハセキョーは40にして惑わず、のようだ。【大井義明】
◆メアリ・スチュアート 16世紀、政変により国を追われたスコットランド女王メアリと、その遠縁ながら彼女が持つ王位継承権や美貌、オーラを恐れ、彼女を幽閉してしまうイングランド女王エリザベスの対立と、その間で翻弄(ほんろう)される男たちを描いた群像劇。演出の森新太郎氏は長谷川の起用理由について「理屈抜きで美しい」「自分の生き方を貫ける強さを持っている」。長谷川は「時代が変わり、場所が変わっても、女性同士の争いは変わってない。その世界観は好き」と語っている。