広瀬すず「なつぞら」会社に退職願を20・3%

NHK「なつぞら」の会見を行った左から松嶋菜々子、粟野咲莉、広瀬すず、草刈正雄、藤木直人(2019年3月6日撮影)

女優広瀬すず(21)が、ヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「なつぞら」(月~土曜午前8時)の6日に放送された第137回の平均視聴率が21・1%、7日放送の第138回が20・3%(ともに関東地区)だったことが9日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は第15回の23・6%。

同ドラマは、戦争で両親を亡くし、父の戦友の養女として引き取られたヒロイン奥原なつ(広瀬すず)が、北海道を舞台に、亡き父の戦友の柴田剛男(藤木直人)と妻富士子(松嶋菜々子)、柴田夫妻の父泰樹(草刈正雄)に育てられ、豊かな想像力と開拓者精神を生かし、アニメーターを目指す姿を描く。脚本家の大森寿美男氏のオリジナル作品。元AKB48で女優の渡辺麻友、井浦新、染谷将太、伊原六花、小手伸也らが朝ドラ初出演。ほかに貫地谷しほり、中川大志、麒麟の川島明、木下ほうか、角野卓造が出演する。また、語り(ナレーション)をなつの父親という設定で内村光良が担当する。

あらすじは、なつの描いた絵を見た娘の優の「見たい」の言葉に背中を押され、自宅にいた坂場(中川大志)に電話をかけた。そして坂場から以前に手渡されていた本の「大草原の小さな家」のアニメーションをやりたいと告げた。そんな時、放送局で働く明美(鳴海唯)も帰省し、久しぶりに柴田家で家族が勢ぞろいした。そこで話題は妹の千遥の話になり、なつは妹のためにもアニメーションを辞めてはいけないと改めて決心した。一方、なつからアニメーションをやりたいと言われた坂場は、なつが帰ってくる前に企画書を書き上げた。そして早速、マコプロに企画を提出すると、麻子(貫地谷しほり)らは、ビックリしながらも歓迎した。

坂場はなつが家に帰ってくると、北海道を舞台にした開拓者たちの話の新しい企画内容を話した。さらになつが作画監督でやる条件も話し、なつも了解した。そして後日、なつは仲に東洋動画を辞めたいことを話した。仲も「アニメーターはもう1つの会社にこだわっている時じゃない。1つの作品にこだわる時だろう」と賛成した。社長にも「私のわがままです」と言って退職願を出した、という内容だった。