水谷豊と反町隆史の相棒コンビは好対照ぶりが面白い

水谷豊と反町隆史(2018年10月20日)

<ニッカンスポーツ・コム/芸能番記者コラム>

テレビ朝日系ドラマ「相棒」のコンビ、水谷豊(67)と反町隆史(45)の好対照ぶりが面白かったので、報告したい。

10月期にスタートする最新シリーズ「season18」(水曜午後9時)の初回の舞台となる北海道ロケを先月末に取材した時のこと。2人に宿泊先での過ごし方を聞くと「僕は夜中まで起きていたいタイプ」(水谷)。「僕はいち早く寝ちゃう」(反町)と、それぞれ生活サイクルが異なっていた。

愉快だったのは反町の対応で、先輩だからとそっとしておくのではなく、部屋で入浴を済ませがちだった水谷を大浴場へ引っ張り出したという。反町は「ちょっと無理やりだった(笑い)」としつつも満足げで、水谷も「ソリ(反町)に誘われて、3日連続。東京でもやる?」とまんざらでもなさそうだった。

ロケは12日間に及ぶ長期だったが、2人の荷物も対照的で、反町は「水谷さんは、それだけで来たんですか? っていうくらい。部屋に何にもない」と明かした。自身については準備万端で「水谷さんの3倍はある」といい、中身については「僕は朝飯がすごく大事なので、炊飯ジャーを持ってきました。あとはミキサー。トレーニング用品とか、サプリメントとか」。

水谷は反町の荷物量に「信じられない」とため息交じり。反町は朝食を取らない水谷に「米も持ってきたんですよ」とアピールした。タイプこそ違う2人だが、それぞれが自由に振る舞える風通しの良さを感じた。コンビは結成5年目に突入。初代相棒の亀山薫(寺脇康文)に次ぐ歴代2位の長さとなった。この関係性で、初代超えもなるかも知れない。【遠藤尚子】