中井貴一「三谷さんの脚本通り」アドリブ否定も…

初日舞台あいさつに出席したキャスト。左から、三谷幸喜監督、吉田羊、斉藤由貴、佐藤浩市、石田ゆり子、中井貴一、ディーン・フジオカ、草刈正雄、小池栄子、木村佳乃、ジャルジャル後藤淳平(撮影・佐藤勝亮)

俳優中井貴一(57)主演映画「記憶にございません!」(三谷幸喜監督)が13日、初日を迎え、都内で舞台あいさつが行われた。

記憶を失った総理大臣役の中井は「映画は1回しか見たらいけないという決まりはありません。三谷監督の脚本は2回、3回くらいみたら、ちょうどよくなる」。セリフのアドリブの話題になると「三谷さんの脚本通りにやればいいから、ほとんどありません」。

ここで三谷幸喜監督(58)が「僕は冒頭に『クソ野郎が』なんて書いてませんよ」と言うと、中井は「『汚い言葉を言ってくれ』と言われました」と説明した。

あやしい首相秘書官役のディーン・フジオカ(39)は「こんにちは、ディーン・タピオカです」とボケて「ここに立たせてもらって光栄です」。三谷監督は「クランクイン前に役者さんから『話がある』と言われたのは、やる気があった時の佐藤浩市さん以来。めんどくさかったけど、うれしかったです」と話した。

あやしいフリーライター役の佐藤浩市(58)は「やる気はあります。女装をさせてくれると言うんで、この役を引き受けました」と話した。

オーラのない官房長官秘書役のジャルジャル後藤淳平(35)は「なんで、ジャルジャルの後藤がおるねん、と思っている人がいると思うけど、僕もそう思っています」と話した。