松岡茉優「臆測飛ぶ」広瀬すず発掘新人“失言”訂正

映画「蜜蜂と遠雷」完成披露イベントに出席した左から石川慶監督、松坂桃李、松岡茉優、森崎ウィン、鈴鹿央士(撮影・大井義明)

松岡茉優(24)主演、松坂桃李(30)が出演する映画「蜜蜂と遠雷」(10月4日公開、石川慶監督)完成披露イベントが16日、都内で行われた。

松岡は、広瀬すずに発掘され同作が映画デビューとなる鈴鹿央士(19)の初々しさに興味津々。鈴鹿が初現場となったの同作について「みなさん温かく居心地のいい空間だった。ちょくちょく緊張感があったらしいんですけど、僕はうまく読み取れず…」と天然回答した上に「それでも皆さま和気あいあい…も、してないんですけど」と“失言”すると、松岡は「和気あいあいは言っておこうか。いろいろ臆測が飛んじゃう」とツッコんだ。

さらに松岡は「どうですか、初めての完成披露試写会は」とMCのように鈴鹿イジリ。鈴鹿の「ホールで良かったな、と思ってます。映画館に行ったりすると、段があるじゃないですか」との珍回答を誘い、一同は爆笑した。ただ松岡は、鈴鹿の曲がったネクタイを直したり、舞台あいさつの段取りを随時説明するなど、先輩の気遣いも見せた。

同作は史上初めて直木賞と本屋大賞をW受賞した恩田陸氏の同名小説が原作。ピアノコンクールで世界を目指す若い4人の「コンテスタント」を描く。

恩田氏から届いた「映画化は無謀と思ってました。参りましたを通り越して、やってくれましたのひとことです」というコメントが紹介されると、松岡は「音が頭に鳴り響くようなすばらしい本。たくさんの方が映像化したかったと思うんですけど、東宝さんが権利を勝ち取り、主演を(松岡演じる)栄伝亜夜に置くと決め、若手女優がたくさんいる中、私にご指名いただき、映画が完成いたしました。奇跡の連続で私の所まで届いたからには、恩田先生に納得する作品にしなくてはいけないと強く決意いたしました」と冗談をまじえPR。「日本映画離れした映像美。新しい音楽映画ができたと思います」と訴えたが、最後に「大きなこと言っちゃった」といたずらっぽく笑った。

森崎ウィン(29)石川監督も登壇した。