結城願い届くか/TWO WEEKS最終回見どころ

元恋人と娘の命…結城大地(三浦春馬)は選ぶことなどできない究極の選択を迫られる(c)カンテレ

俳優三浦春馬(29)主演のフジテレビ系連続ドラマ「TWO WEEKS」(火曜午後9時)の最終回が17日に放送される。

三浦が演じる結城大地は、8年前に殺人未遂容疑で捕まり、5年間服役した過去を持つ。人生に希望を持たず、毎日を刹那的に過ごしていた。ある日、結城が店長をしている質店に、かつて別れた元恋人の青柳すみれ(比嘉愛未=33)が現れる。結城との間に8歳になる娘のはな(稲垣来泉=8)を産んでいたこと、はなが白血病であることを告げられる。検査の結果、骨髄が適合して、結城は正式にドナーとなる。だが、その直後に、策略によって結城は殺人のぬれぎぬを着せられて逮捕されてしまう。はなへの移植手術は2週間後…。結城は警察の隙を見て護送車から脱走した。

最終回では捕らわれの身になった、すみれ(比嘉)の救出に奔走する結城(三浦)を横目に、柴崎コーポレーション社長の柴崎要(高嶋政伸)は、はな(稲垣)を病院から連れ出し監禁。結城が苦しむ姿を楽しむかのように、元恋人と娘、どちらを助けるか選べと迫る。しかし当然、結城には大切な2人の命を天秤(てんびん)にかけることなどできない。答えを出せない結城は苦悶(くもん)の表情を浮かべ、その場に立ち尽くしてしまう。するとそこへ、スミレの婚約者の刑事・有馬忠海(三浦貴大)から連絡が。「お前は、はなのところへ行け」。その言葉に背中を押された結城は、すみれを有馬に託し、はなの元へ急ぐ。

警察もまた、検事の月島楓(芳根京子)の証言をもとに柴崎の逮捕に動きだし、黒幕の国会議員・久我早穂子(黒木瞳)のもとにも大勢のマスコミが押し寄せる。

はなに襲いかかる柴崎の脅威を前に、8年の時を経て娘の存在を知り、一度は捨てたはずの人生に再び希望を取り戻した結城の願いは届くのか。2週間にわたる逃亡の末、結城を待っているのは幸せな未来か、それとも…。