たけし「古き良き野球の豪傑が…」金田正一さん悼む

NHK大型コント特番「コントの日」の取材会に出席した、手前左からコカドケンタロウ、中岡創一、劇団ひとり、ビートたけし、秋山竜次、後方左から豊本明長、飯塚悟志、角田晃広、長田庄平、松尾駿、新川優愛(撮影・遠藤尚子)

ビートたけし(72)が7日、東京・渋谷のNHKで、大型コント特番「コントの日」(11月4日放送、午後9時)の取材会に出席した。

6日に亡くなった金田正一さん(享年86)とはゴルフや草野球で交流を深め「俺らの時代でも憧れの的の人」と振り返った。肩を冷やさないため金田さんが夏でもセーターを着ていたことなどを振り返りながら、「古き良き野球の豪傑がまた1人亡くなった。悲しいことよりも、感謝の気持ちが大きいです」と悼んだ。

同番組は「コントは文化だ!」を合言葉に、昨年の文化の日にスタート。取材会にはたけしの他、ロバート秋山竜次(41)劇団ひとり(42)ジャングルポケット斉藤慎二(36)新川優愛(25)チョコレートプラネット、東京03、ロッチが出席した。

新作コント15~16本を放送する。たけしは「今の時代はドタバタではなく、会話の笑い。何回見ても含蓄があって、お笑いの垂れ流しにはなっていない。期待してください」と自信を見せた。昨年に続き2度目の放送となり「我々にとってNHKは昔から規制が強い気がしていたけど、テレビ以外のエンターテインメントが増えるにしたがってその道に乗ってNHKもゆるくなって、いよいよこういうコントも楽にやれるようになったのかな」と感慨深げに話した。

TBS系「キングオブコント」で、歌ネタを披露し優勝したどぶろっくについては「よく見てるからね。よかったな、しかない。コントって何でもありだからね」と感想を述べた。また「基本的にお笑い、漫才、コント、ピン芸って言うけど全部同じだと思っているし、点数や順位をつけちゃいけないと思っているから。だから俺は審査員やらないんだけど」とも説明。「面白いか面白くないかは、マニアックなやつもいるし、あれが全てじゃない。優勝は優勝でよかったと思うけど、敗れた人の腕がない訳じゃない」と話した。