綾野剛、スポーツの秋に「もうヨダレだらだらです」

大阪で映画「楽園」公開記念舞台あいさつを行った(左から)瀬々敬久監督、綾野剛、佐藤浩市(撮影・加藤裕一)

映画「楽園」(18日公開)の公開記念試写会が9日、大阪市のTOHOシネマズ梅田であり、主演の綾野剛(37)佐藤浩市(58)と瀬々敬久監督(59)が舞台あいさつを行った。

満員の客席が爆笑に包まれたのは、佐藤が痛恨のコメントを発した時だ。MCに「スポーツの秋」として、お題を振られると「わが横浜ベイスターズは、阪神タイガースさんに負けましたので、クライマックスシリーズ(CS)はぜひとも阪神さんに頑張っていただきたい!」。阪神ファンの多いナニワの地で、ファイナルステージでこの日、巨人との初戦を迎えた猛虎にエールを送った。

綾野はスポーツネタに「もうヨダレだらだらです。スポーツは無条件に本当なんで」とノリノリで「今はラグビー、世界陸上もあって、その前はマラソンのMGC。もうちょっとしたら出雲駅伝ですね!」。立て板に水のごとく、喜々としてしゃべりまくった。

映画は、原作がいずれも映画化された「悪人」「怒り」などで知られる吉田修一の「犯罪小説集」。16年公開「64-ロクヨン-」でメガホンをとった瀬々監督が脚本も担当した。この日の3人は「64」でタッグを組んでいる。

綾野は「みなさんに“この映画に出合って良かった”と思ってもらえたら幸いです。映画を見終わって、ぜひ大切な人を抱きしめて下さい」。佐藤は「掛け違えたボタンは掛けなおせるけど、それもできずに歩いて行ってしまう弱者がいます。映画を見て、そのことを感じていただければ」とアピールした。