R・ダウニー・Jr アイアンマンでオスカー狙わず

ロバート・ダウニー・Jr

米俳優ロバート・ダウニー・Jr(54)が、今夏大ヒットした映画「アベンジャーズ」シリーズ最終章「エンドゲーム」のアイアンマン役でアカデミー賞を狙う気は毛頭ないと出演したラジオ番組「ハワード・スターン・ショー」で語った。

ディズニーが先日立ち上げた同作のオスカーキャンペーンサイトには、作品賞や監督賞など12部門でアカデミー賞候補入りを目指すことを公表したが、その中に主演のダウニー・Jrの名前がなかったことからファンを失望させていた。

そのことをインタビューで問われたダウニー・Jrは、「自分がアカデミーに認められるべき人物かどうか分からない」と語り、自らの判断で主演男優賞入り候補に名を連ねることを断ったと明かした。

ダウニー・Jrは、「チャーリー」(92年)の主演男優賞と「トロピック・サンダー/史上最低の作戦」(08年)の助演男優賞で過去2度アカデミー賞にノミネートされている。

また、番組ではマーティン・スコセッシ監督が先日、「マーベル作品は映画ではなくテーマパーク」と発言したことについても問われ、「彼の意見はありがたく受け止めている。前に進むためには異なる考えにも耳を傾ける必要がある」と冷静な対応を見せた。(ロサンゼルス=千歳香奈子)