中井貴一と佐藤浩市が夫婦に?金屏風で肩寄せ合い

金びょうぶの前で笑顔を見せる佐藤浩市(左)と中井貴一(撮影・遠藤尚子)

中井貴一(58)佐藤浩市(58)が11日、TOHOシネマズ日比谷で、映画「記憶にございません!」(三谷幸喜監督)の大ヒット御礼舞台あいさつに出席した。

9月13日に公開され、この日までに動員数230万人、興行収入29億円を突破する大ヒットとなっている。

公開から約1カ月がたち、2度目のヒット御礼舞台あいさつとなった。中井は「これは異例なことだと思います。齢60のおじさん2人の舞台あいさつにお越しくださってありがとうございます」と笑みを浮かべた。佐藤も映画の反響を喜び「三谷さんが次も撮れるなと。よかったと思います」と続いた。

この日欠席した三谷監督からはビデオメッセージが寄せられた。「中井さん、佐藤さんご結婚おめでとう」などと冗談をちりばめたもので、佐藤は「またやりやがってと思いました。あの人はほとんど出役ですから」。中井も「バカじゃない? お気楽でいいですね」とあきれつつ、「僕たちもこれから幸せに歩んでいきます」と結婚ネタに乗っかって笑わせた。

2人は同世代ならではの気安いトークも展開。中井が自分の出演作を見ると「反省しちゃう」と明かすと、佐藤は「俺はしたことない。イケてるイケてるって思う」と自信満々。演技へのアプローチについても「僕が緻密に計算して、佐藤さんは『大丈夫大丈夫』って構えているタイプに見えるけど、実際は逆」と中井。佐藤は中井について「この人は意外と体育会系なんです」と笑った。

同時期のデビューながら、長く共演がなかったことについて、中井は「芝居のことを分かってから共演出来たのがよかった。佐藤さんがいるっていうことが、役者を続ける刺激になっているのは間違いない」。佐藤も中井への信頼感をにじませつつ「あんまり言うと安っぽくなるな~」と照れて言いよどんだ。

最後に行われたフォトセッションでは、三谷監督の“結婚メッセージ”を思い起こさせる金びょうぶが登場。2人は当初照れ笑いしていたが、佐藤は吹っ切れたように「もっと近い方がいいかしら」と中井に歩み寄った。すると中井も佐藤の肩をガッチリと組んで応じ、会場の笑いをさらった。