21年半ぶり古舘節に興奮「僕のは昭和のプロレス」

「尿酸値プロレス」の参加メンバー。左から獣神サンダーライガー、永田裕志、尿酸値気になりマスク、古舘伊知郎、小島聡、天山広吉

フリーアナウンサー古舘伊知郎(64)が13日、都内で7862日ぶりのプロレス実況中継を行った。同日、尿酸値が気になる世代が集う!戦う!応援する!「尿酸値プロレス presented by 明治プロビオヨーグルトPA-3」で、98年4月4日の東京ドームのアントニオ猪木引退試合、対ドン・フライ戦以来21年半ぶりの古舘節をよみがえらせた。

カードは天山広吉(48)小島聡(49)の天コジ対永田裕志(51)、尿酸値気になりマスク組のエキシビションのタッグマッチ。

解説の獣神サイダーライガーと並んだ古舘は「私は昭和52年から10年間、新日本プロレスの実況をやりました。当時の新日本プロレスは、プロレスの一丁目一番地。果たして尿酸値プロレスは、プロレスの一丁目一番地になれるのか。ちなみに明治の本社の所在地は東京都中央区京橋二丁目二番地です」と早くも古舘節全開。

ライガーとの出会いについて「私が亡き山本小鉄さんと、メキシコシティーのホテルのロビーでコーヒーを飲んでいたら、小さい男の子が『プロレスラーになりたい。新日本に入れてください』と行ってきた。懐かしい。山田、とは言ってません」と実況すると、ライガーが「ウェーイ」と叫んでかき消した。

試合は天山と永田が先発。天山コールが響く中、永田が場外にエスケープして永田コールを要求。代わって小島が入ると、尿酸値気になりマスクもリングイン。新日本プロレスの元IWGPジュニアヘビー級王者田口隆祐にそっくりのグリーンのロングタイツ姿の謎のマスクマン、尿酸値気になりマスクは田口の得意技のヒップアタックを繰り出した。

天コジがツープラトンのモンゴリアンチョップを繰り出すと、古舘は「モンゴリアンチョップは、キラー・カーンが使ったのを天山が受け継いでいます。ちなみに、命名したのは私であります」と自慢した。

激しい攻防がカウント3寸前で返されると、古舘は「カウント2・6か? そうであるなら明治プロビオヨーグルトPA-3の乳脂肪分と同じだ」とスポンサーにもヨイショ。尿酸値気になりマスクが、天山に掟破りのモンゴリアンチョップ。さらにアンクルホールドを狙ったが、天山が掟破りの逆アンクルホールド。ここで、尿酸値気になりマスクに通風が発症して大ピンチ。ここで10分が経過して時間切れのゴングに救われて引き分けに終わった。

試合後に尿酸値気になりマスクは、明治プロビオヨーグルトPA-3を一気のみ。「尿酸値が下がった気がする。通風の発作が治まりました」とマスクの下で笑った。

古舘は、試合後のトークショーで小島に胸にチョップをしてもらって「痛みが頭に来ました」と、あらためてプロレスラーの強さを体感。久しぶりの実況に「年がいもなく興奮しました。10点中6点ということで、まあまあ及第点ということでいいでしょう。いきなり、尿酸値とプロレスですから。僕は力道山の昔の先達から引き継いだものを、後輩にバトンを渡した。僕のは昭和のプロレスですから、平成、令和と受け継がれた今のプロレスは、ものすごくスピードが速くてドキドキする」と話した。

天山は「古舘さんの実況するプロレスを見て、プロレスラーになりたいと思った。隣に古舘さんがいるとドキドキする」。小島は「小中学校時代に夢中になったプロレスを思い出しました。古舘さんの実況で育った。今日実況してもらえて、長くやってきて、よかったと思いました」と笑顔を見せた。

永田は01年12月31日に総合格闘技戦でミルコ・クロコップと対戦。1R21秒に左ハイキック一発で敗れた時の実況が古舘だった。「『永田、全くいいとこなし』と実況されました。もう2度と機会がないと思っていたので、今回ようやくしっかりと実況してもらえました」と話した。

来年1月4、5日の東京ドーム大会での引退が決まっているライガーは「みんな一緒。金曜8時は、みんなテレビの前に座って、古舘さんの実況を聞いていた」と振り返った。