オダギリジョー「時効警察」復活の初回は7・7%

テレビ朝日系「時効警察はじめました」の制作発表に出席した、左から磯村勇斗、麻生久美子、オダギリジョー、吉岡里帆(撮影・小谷野俊哉)

11日に放送された、オダギリジョー(43)主演のテレビ朝日系ドラマ「時効警察はじめました」(金曜午後11時15分)の初回平均視聴率が7・7%(関東地区)だったことが15日、ビデオリサーチの調べで分かった。

オダギリ演じる時効事件を趣味で捜査する男、霧山修一朗を中心に描く“脱力系”コメディーミステリー。16年1月期「時効警察」、07年4月期「帰ってきた時効警察」に続く第3弾として、12年ぶりに復活した。麻生久美子、豊原功補、ふせえり、江口のりこらレギュラーメンバーの他、吉岡里帆、磯村勇斗が同作に初参加する。

初回ゲストは小雪、六角精児。霧山はある日、総武警察署の食堂で働く女性から冷蔵庫に入れっぱなしになっていた遺留品の箱を預かる。箱に書かれた「要玲蔵(かなめたまぞう)」という文字を誰かが「要冷蔵」と読み違え、時効を迎えてから10年にわたって冷蔵庫に保管されていたものだった。

要玲蔵(村松利史)は、乱れた女性関係から「総武のウタマロ」の異名を持ち、彼の愛人で新興宗教の教祖、神沼絹枝(伊勢志摩)は25年前、水産加工会社の冷凍倉庫で凍死していた。監視カメラは絹枝が倉庫に入る姿をとらえていたが、無人にもかかわらず外から施錠される奇妙な現象が発生。最重要被疑者のウタマロも絹枝とほぼ同時刻に自宅で一酸化炭素中毒で死亡しており、事件は迷宮入りしていた。

霧山は助手の三日月しずかと捜査を開始し、絹枝の娘で2代目教祖、神沼美沙子(小雪)のもとを訪れる。美沙子は霧山に関心を見せるが、事件に関しては雲をつかむような反応。やがて霧山は、信者の花崎新一(六角精児)がずっと好きだった美沙子のため、2つの事件の共犯者になったという仮説を立てる。