綾野剛「心えぐられて」主演映画ロケ地が台風被害

映画「楽園」初日舞台あいさつでフォトセッションに納まる出演者たち。左から劇伴作曲者のユップ・ベヴィン氏、村上虹郎、杉咲花、綾野剛、佐藤浩市、瀬々敬久監督(撮影・鈴木みどり)

綾野剛(37)の主演映画「楽園」(瀬々敬久監督)が18日公開され、都内で舞台あいさつが行われた。

長野県のロケ地は先週台風の水害に遭った。綾野は「心をえぐられている方々も多いと思うのですが、この作品でほんの少しでも癒やされることがあればと思います。この映画は社会のいろんな問題を映していますが、裏テーマには希望があります」と言う。一方で、この日の金髪に赤いスーツ姿について自ら「皆さんも(カズレーザーが)頭に浮かぶと思いますが、僕もちょっとだけそれがよぎっています」と笑わせた。

共演の佐藤浩市(58)は「この映画にはいろんな意味があります。それぞれがイメージする楽園を思い浮かべながら、味わっていただきたい」と話した。

音楽を担当したオランダの作曲家ユップ・べヴィンも来日、ピアノの生演奏を披露した。