吉本芸人の個人事務所設立、収入2000万超が目安

会見で謝罪するチュートリアル徳井(中央)(撮影・前田充)

東京国税局から7年計約1億2000万円の申告漏れを指摘されていたお笑いコンビ「チュートリアル」の徳井義実(44)が23日夜、大阪市中央区の吉本興業本社で謝罪会見を行った。

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吉本の人気芸人は、節税などのために個人の会社を設立することが多い。明石家さんまの「オフィス事務所」、極楽とんぼ加藤浩次の「有限会社加藤タクシー」、ココリコ田中直樹の「靴のタナカ」などが知られる。この会社を通じギャラを受け取り、個人の所得税より安い法人税を払って、法にのっとって節税するためだ。さんまの事務所はラサール石井らも所属。加藤の「有限会社加藤タクシー」も10月からは吉本とのエージェント契約に切り替えてスケジュール管理を行うなど、節税以外の業務をこなすことも可能だ。お笑い関係者は「吉本からのギャラ収入が2000万円を超えるくらい売れっ子になると、個人会社をつくるように思う」と説明している。