戸田恵梨香「スカーレット」圭介が恋を…21・3%

NHK連続テレビ小説「スカーレット」のヒロイン役が決まり会見を行う戸田恵梨香(撮影・江口和貴)

NHK連続テレビ小説「スカーレット」(月~土曜、午前8時)の25日に放送された第23回の平均視聴率が21・3%、26日放送の第24回が18・3%(ともに関東地区)だったことが28日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は第12回の22・4%。

物語は焼き物の里の滋賀・信楽を舞台に、女性陶芸家の草分けとなる主人公、川原喜美子の波乱の人生を描く。女優戸田恵梨香(31)が主演を務め、第2週以降に本格的な登場をした。初回は子役の川島夕空が喜美子を演じ、貧しい家庭の設定ながら明るく元気な雰囲気を醸し出していた。

あらすじは、荒木荘で2年半を過ごし18歳になった喜美子(戸田恵梨香)、いつものように朝早くから起きて、荒木荘を切り盛りしていた。しかし喜美子には悩みがあった。住人の雄太郎(木本武宏)が半年近く下宿代金を滞納し、運営に支障をきたし始めていたことだった。早朝に雄太郎を見つけ捕まえた喜美子は、少しでもお金を払ってもらうように説得した。もうひとつ悩みがあり、毎朝、荒木荘の前の道を通る犬を連れたコワモテ男のことだった。そこで圭介(溝端淳平)に相談し、一緒に見張ってもらうことに…。すると予想外の女性がその犬を連れて通りがかり、その女性を見た圭介は一瞬にして心を奪われた。

喜美子のところに信楽の照子(大島優子)から帰省できなかった2年半に度々、手紙が届いていた。内容はいつも学校でのたわいのない話が書かれていたが、今回は恋をしたのか恋愛にまつわるものが書かれていた。喜美子は幼い頃、照子とした初めてのキスを思い出した。荒木荘でも圭介が恋をしたと喜美子に告白した。食欲のない圭介を心配して声をかけると「胸がうずいてたまらん」と告げると、意中の相手は先日の道ですれ違った名前も知らない女性だということだった。すると喜美子は「協力しましょうか。私から話しかけてみましょうか」と圭介の恋を応援することを約束した、という内容だった。