草なぎ剛、トランスジェンダーの男性ダンサー役挑戦

映画「ミッドナイトスワン」でトランスジェンダーの男性に挑戦する草なぎ剛

草なぎ剛(45)が映画「ミッドナイトスワン」(内田英治監督、公開日未定)で身体の性と心の性が一致しないトランスジェンダーの男性ダンサーに挑戦することが30日、分かった。

自らの“性”と葛藤する中、親の愛情に飢えた少女と出会い“母性”が芽生えていく主人公・凪沙(なぎさ)を演じる。東京・新宿のショーパブのダンサー凪沙は、育児放棄にあった親戚の娘、一果(いちか)を預かる。理解し合えるはずのない孤独な2人だったが、凪沙が一果の苦悩を受け止めるうちに、感じたことのなかった母性が生まれ、一果のために凪沙は尊い決断を下す…。切なくも美しい現代の愛の形を描くラブストーリーだ。

同作は、Netflixで配信中の「全裸監督」や、日本映画界の暗部を暴いた映画「下衆の愛」など話題作を手掛ける内田監督が脚本も担当するオリジナル作品。10月下旬から都内、関東近郊を中心に撮影がスタートしている。

草なぎは、台本を読んだ時、感動で涙が止まらなかったと明かし「人の愛、エネルギーにすごくあふれていて国境や性別などを超える力があって、皆さんに楽しんでいただけると思います」と作品への強い思い語っている。そして「今までで一番大挑戦の役」とし「ここでまた新しい作品の力やお芝居の力に目覚めることができたらいいなと思います」と意気込んでいる。

※■は弓ヘンに前の旧字体その下に刀