尾木直樹氏、余った給食持ち帰り問題「やはりダメ」

尾木直樹氏

尾木ママこと教育評論家の尾木直樹氏(72)が、余った給食のパンと牛乳を持ち帰ったことで懲戒処分を受けた堺市立堺高の男性教諭(62)について、「給食担当教師としては全く責任を果たせてないと思います」とした。

尾木氏は27日、ブログを更新し、「もったいないから自宅へ毎日持ち帰りは やはりダメですね」と言及。ネット上で賛否が分かれていることに触れ、「尾木ママもロスがもったいないまでは大賛成」としたが、「でも 校長に相談するなど 給食担当教師としては全く責任を果たせてないと思います」と指摘した。

一方で、教諭が退職したことについては「もったいなさ過ぎるのではないでしょうか?」とした。

堺市教育委員会によると、男性教諭は15年から夜間定時制で給食指導を担当、生徒が欠席するなどして出た給食の余りを引き取っていた。今年6月に匿名の通報があり発覚。教諭は「廃棄するのがもったいないと思った」と話しているという。持ち帰った給食はパン約1000個、牛乳約4200本で、総額は約31万円に上った。教諭は全額を市教委に返還した。