トップバッターのFoorinが元気に大役/紅白

「パプリカ」紅白スペシャルバージョンで盛り上がるFoorin(撮影・横山健太)

<第70回NHK紅白歌合戦>◇31日◇東京・NHKホール

令和初、70回という節目の紅白歌合戦で、トップバッターの大役を5人組の小中学生ユニットFoorinが務め、ステージから客席まで元気に飛び回って盛り上げた。

総合司会の内村光良(55)や紅組司会の綾瀬はるか(34)白組司会の櫻井翔(37)が開幕のあいさつを終えると、内村から「レコード大賞おめでとう」と声を掛けられて登場した。もえの(11)が「今日は日本語バージョンに加えて(英語ネーティブの5人の子供によるユニット)『team E』のみんなとパプリカ英語バージョンも歌います。皆さん一緒に『パプリカ』を踊ってくださいね」と語って、パフォーマンスを披露した。オープニング直後とあって集まった大勢の出場者をバックに、のびのびと歌とダンスを披露。ちせ(9)はゲスト審査員の上沼恵美子の横で、たける(13)はラグビーW杯(ワールドカップ)日本代表選手とハイタッチするなどして盛り上げた。

昨年はひゅうが(13)りりこ(10)を含めた5人で企画コーナーで出演したが、今年は堂々の紅組出場。前日30日に発表された日本レコード大賞(日本作曲家協会など主催)では、史上最年少での大賞受賞となった。30日に行ったリハーサル後には、5人とも前年よりも緊張すると話していたが、本番のステージは緊張を感じさせずに堂々のパフォーマンスをみせた。

「パプリカ」はシンガー・ソングライター米津玄師の作詞・作曲。20年とその先の未来に向かって頑張る人を応援する歌。18年8、9月のNHK「みんなのうた」に使用されロングヒットを続けている。

歌唱後、ひゅうがは「最高でした」。たけるは「楽しかったです」。もえのは「緊張したんですけど、チームEのみんなとも練習の成果が出せました。米津さんがパプリカを作ってくれなかったら、大賞をとったり、紅白に出ることも出来なかった。感謝の気持ちを伝えたいです」と感激していた。