鈴木保奈美「SUITS」第2弾へ自信「魅力倍増」

フジテレビ系「SUITS/スーツ2」の出演者たち。前列左から織田裕二、中島裕翔、後列左から中村アン、小手伸也、鈴木保奈美、1人おいて新木優子 (C)フジテレビ

俳優織田裕二(52)が主演で、Hey!Say!JUMP中島裕翔(26)とバディを組む、4月スタートのフジテレビ系月9ドラマ「SUITS/スーツ2」(月曜午後9時)のキャスティングの第2弾が23日発表された。

18年10月期のシーズン1に続き、鈴木保奈美(53)新木優子(26)中村アン(32)小手伸也(46)が舞台となる「幸村・上杉法律事務所」の弁護士、スタッフを務める。

シーズン2は同事務所のパートナー弁護士・甲斐正午(織田)が、ボストンにいたアソシエイトの鈴木大輔(中島)を呼び戻すところから始まる。事務所から追放されていた、共同代表の上杉一志が復帰の意欲を見せることから物語が展開していく。

事務所の共同代表・雪村チカを演じる鈴木はシーズン2に「だから言ったでしょ。やるって(笑い)。準備は万端です。楽しみにしております!」と話している。「シーズン1以上にいろんな意味で深めていきたいなと思っています。私自身も原作のイメージで演じようとしてしまう部分があって、まだ少し自分の中でバランスが難しいところもありますが、もう少し思い切ってチカのキャラクターを強めていきたいなと思います。また、周りのメンバーとの関係性などがシーズン1以上に見えてくると思います」と話している。

1年半ぶりになる共演者については「シーズン1が終わって、皆さんそれぞれ他の現場で活躍していて、また集まったところで、それぞれが1年間、温めてきたモノがきっとあると思います。絶対成長してると思うし、“絶対パワーアップしようね”っていう感じは共通認識であります。撮影中もベースがある分、台本に対するディスカッションなどもよりスムーズになっていると思います。シーズン1の魅力を欠くことなく、さらに倍増させてお届けできると思います」と話している。

弁護士業務をサポートするパラリーガルの聖沢真琴を演じる新木は、中島演じる大輔との恋の行方も注目だ。「自分の中ですごく思い入れのある作品の1つで、もう1度皆さんとご一緒できることはすごくうれしいです。この1年半で全く違う役をいくつかやらせていただき、聖沢真琴の演じ方が変わってないかという不安はありました。でも、この現場に入ると真琴を演じる上で大切にしていたことがよみがえってきました。この空気感が懐かしいなと思いながらも、これからの撮影がすごく楽しみです。大輔(中島)が戻ってきたことが真琴にとって大きく、何か変化をもたらしてくれるのかなと思っています」。

織田演じる甲斐の秘書の玉井伽耶子を演じる中村は「続編をやらせていただくことが初めて。シーズン1の最後の方に『(続編が)あったらいいね』って言っていて、それが本当に実現してすごくうれしかったです。玉井は、いい意味でそのままの私のパブリックのイメージに近い役柄で、前回の玉井をよりパワーアップさせられたらいいなと思います。また、前回は甲斐先生やチカと少し距離がある感じがしたので、今回は年齢など関係なく対等な立場としてグッと近寄ることを意識しています。やっぱり緊張はしますが、そこは対等な関係を今回は出せるようにしていきたいです。また、この1年半で違うお仕事を通して、自分がお芝居で成長できたことをちゃんと発揮できたらいいなと思っています」。

甲斐のライバルの弁護士・蟹江貢を演じる小手は「素直にうれしかったです。アメリカで放送している原作の『SUITS』もシーズン2からより面白く、作品の本領を発揮してくるところがあります。僕らもそれを感じながらシーズン1をやっていたところがあって、続編に関してはすごく意識はしていました。それが実現して、また演じられることの喜びがあります。甲斐と蟹江はお互いを意識し合うライバル的な関係で、それに大輔が入ってきて少し関係性が変化していき、今回は人間関係の濃度がさらに濃くなると思います。シーズン1の蟹江はコメディー感が強かったかと思いますが、今回はコメディー部分を担うだけではなく、人間としての蟹江をお楽しみいただけるように、より役に踏み込んでいきたいなと考えています」と話している。

18年10月期のシーズン1は初回視聴率14・2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)をマーク。11話平均で11・8%を記録した。

織田が演じる主人公・甲斐正午は、勝利のためなら違法行為ギリギリもいとわないスーパーエリート弁護士。頭がキレる半面、傲慢(ごうまん)な性格。中島は、甲斐のアソシエイト(パートナー)として働く弁護士の鈴木大輔役。頭脳明晰(めいせき)で驚異的な記憶力を持つが、弁護士資格はない。甲斐は大輔に経歴を詐称させて自らの部下にし、2人で数々の訴訟を解決する。第2弾は、大輔が2年間の米国留学から帰したところから始まる。