スキマスイッチが熊本から“無観客ライブ”生配信

スキマスイッチの大橋卓弥(左)と常田慎太郎

スキマスイッチが28日、熊本市民会館で開催予定で、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて延期された全国ホールツアー千秋楽公演の“無観客ライブ”を生配信した。

ツイッターやインスタグラム、YouTubeなど同デュオの公式SNSを通じて、それぞれアングルを変えながら、同会場から無料で生配信された。開演前から、YouTubeでは7000人を超えるファンが待機する中、2人が登場。大橋卓弥(41)は「本来は千秋楽を迎える予定だったんですけど…。急きょやることになったので機材もなくて、携帯電話で撮っているので、音質とかはすいません」。撮影にはスタッフのスマートフォンなどを使ったとみられ、常田真太郎(42)は「スキマスイッチの関係者の方、この時間の連絡は避けてください」と話し、笑いを誘った。

生配信は1時間行われ、スタッフの“歓声”を受けながら、「Revival」「ボクノート」「青春」「星のうつわ」「デザイナーズマンション」「全力少年」「Ah Yeah!!」「奏」の8曲を披露。YouTubeは約1万7000人、LINEは約1万6000人、ツイッターは約2200人、インスタグラムは約1700人とのべ3・7万人の“観客”を魅了した。

大橋は「皆さんの体調が心配です。千秋楽は延期して、できたらいいと思います。諦めません! 不完全燃焼の気持ちが少し楽になった気がします。普通の日常が戻ってくることを願っています」。常田は「他のアーティストもいるけど、エンタメ業界を盛り上げていきたいです」と話した。

事前の発表では「ツアーと同じ内容ではありませんが、千秋楽公演を楽しみにされていたお客様、ならびに日頃よりスキマスイッチを応援いただいている皆様へ音楽で貢献できたらという思いで実施いたします」としていた。

同ツアーは昨年10月30日の群馬公演を皮切りに、40カ所を回るもの。ヒット曲や定番曲に加え、これまでライブであまり演奏されなかったレアな曲まで、アレンジを加えて披露することをコンセプトとした公演。