戸田恵梨香の朝ドラ撮了会見行われず、コロナで自粛

NHK連続テレビ小説「スカーレット」がクランクアップし、花束を贈られて笑顔を見せる戸田恵梨香(C)NHK

女優戸田恵梨香(31)が主演を務めるNHK連続テレビ小説「スカーレット」(月~土曜午前8時)が29日、同大阪放送局でクランクアップした。通常、朝ドラのクランクアップの際は会見が行われるが、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、自粛した。

約1年間、ヒロイン・喜美子の15歳から50歳までを演じ切った戸田は、同局を通じ「やりきりました。役を生きられたなと感じる作品が今までいくつかありましたが、喜美子という女性を生きることにまったく違和感がなく、無理なく、自然と家族と一緒に年を取ることができました」とコメントした。

私生活では30歳になったとき、考え方や価値観をすべて「断捨離」した。リセットして臨んだ大役だった。「スカーレットは日常の小さな幸せがとてつもなく幸せなんだというテーマを描いていました。私自身も幸せでした。自分にとって財産となる時間を過ごすことができました」。女優として得たものは大きい。

放送は3月28日まで続く。「作品としては喜美子に試練が続きます。けれど、本気で自分の人生を生きているひとりの女性の姿を通して、多くの人に力を渡せる作品になると思うので、力強い喜美子を見守ってもらえたらいいなと思います。『しあわせのかたち』っていうのは人それぞれ。喜美子が出す答えを楽しみに見てもらえたらなと思います」と話した。