「リスク高すぎ」槇原被告、歌手復帰へいばらの道

東京湾岸署から保釈され報道陣の前で謝罪する槇原敬之被告(撮影・河田真司)

覚せい剤取締法違反と医薬品医療機器法違反の罪で起訴されたシンガー・ソングライター槇原敬之(本名・範之)被告(50)が6日、東京湾岸署から保釈された。4日に槇原被告の弁護人が東京地裁に保釈を請求していた。保釈保証金は500万円。

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槇原被告は留置場内で音楽制作を行っていたとの一部報道もあるが、歌手としての本格復帰まで、いばらの道が待っている。

槇原被告は99年12月に覚せい剤取締法違反の罪で懲役1年6月(執行猶予3年)の判決を受けた後、同月末に坂本龍一のコンサートに飛び入り参加。翌00年夏に新曲を発表し、01年10月に音楽番組に復帰した。

音楽関係者は「今回で2度目。本格復帰は簡単ではない」という。くしくも、新型コロナウイルス感染拡大で、音楽イベントは軒並み中止や延期を強いられており、イベント会社は夏の東京五輪をはさんで、秋以降の代替公演の調整に奔走中。別の関係者も槇原被告のライブ開催や出演について「リスクが高すぎる」と指摘する。YouTubeなどSNSを利用して音楽を届ける可能性も高いが、世間に支持されるか、ハードルは高そうだ。