俳優東出昌大（32）が17日、都内で、映画「三島由紀夫VS東大全共闘　50年目の真実」（豊島圭介監督、20日公開）のトークイベントに出席した。今年1月に、女優唐田えりか（22）との不倫と、妻で女優杏（33）との別居が報じられて以来、公の場に出るのは初めて。イベント終了後に、報道陣の囲み取材に対応した。

おもな一問一答は次の通り。

「このたびはお仕事の関係者の皆様に、多大なるご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございませんでした。本来このたび件におきまして、もっとも謝罪しなければならないのは、妻に対してだと思っております。妻には直接、謝罪の気持ちを伝えて参りたいと思います。いろいろなお仕事の関係から、このような機会を設けることが遅くなりました。今日カメラの前で、私が何かを発言することで、これ以上妻を傷つけたくはありません。ですので、お答えできることに限りはあるかもしれませんが、よろしくお願いします」

－杏と話は？

「ドラマ（の撮影）が終わって、この数日のうちに。2人で。共通の友人がいたりもしたのですが。（謝罪は？）はい。ただ話し合いは今後も続けていくことになると思いますので、具体的なことは決まっておりません」

－どんな話を？

「（10秒沈黙）大変申し訳ないことをしたと。裏切ってしまい、申し訳なかったと伝えました」

－東出としては今後離婚という方向なのか？　そうではないのか？

「カメラの前で私の希望や意思をお伝えし、それを妻がテレビで見て、必ずや傷つけてしまうことになると思うので、今はお答えできません。（関係を修復したい？）お答えできません」

－杏はどんな気持ち？

「彼女の発言とかその時の雰囲気を、今ここで代弁することはできません。今後も話し合いは続けていきます」

－杏の話を今どう受けとめているか？

「本当に申し訳ないことをしたと思っています」

－結婚指輪をしていない

「普段、仕事の時は今まで指輪をつけてしていたことはありません。（プライベートで指輪は？）仕事の頻度が多い時はつけていないことは以前からありました。（現在のプライベートでは？）つけていると答えても、つけていないと答えても意思表示になってしまう。妻を傷つけることになってしまうので…」

－騒動からどういう思いで過ごしていた？

「毎日妻に対して、子どもに対して申し訳ないという気持ちがありました。その中でドラマの撮影を続けさせていただいたんですけど、共演者の方、スタッフさんに対しても、日々申し訳ないと思っていました」　－杏と唐田どちらが好きなのか？　唐田のことは今でも好きなのか？

「（約10秒沈黙）。申し訳ございませんが、お相手のこともあるので…。また私の心の内は、今ここでしゃべることは妻を傷つけることになりますので。（唐田に謝罪は？）直接お会いしてはいないですが…（謝罪はした？）はい」

－杏は謝罪の時、どんな言葉で返してきたか？

「さまざまな言葉がありましたが、その時の状況をここで代弁はできません。（東出はどう感じたのか？）裏切りから、一生消えない傷を負わせてしまったと思います。また子どもたちにも、私の過ちから、さまざまな幸せを奪ってしまったと思います」

－子どもとは会えてる？

「別居してからは会えていません。ですが毎晩のように、ビデオ通話をしてくれて。子どもはまだ小さくて操作はできないので、妻が代わって（やってくれている）。詳しくは申し上げられませんが、子どもたちはかわいいなという思いと、申し訳ないという思いの両方でした」

－杏はどんな気持ちで通話をさせてくれている？　感謝の気持ちはあるか？

「感謝の気持ちはあります。ただ、彼女がどういう思いの中、子どもたちとの連絡をつなげてくれているのかは想像はしますが、今その気持ちは代弁できません」

－父親として感じることは？

「あります。まだ子どもたちは事態の全てを把握していないと思いますが、ただ私がこういう仕事をし、妻がこういう仕事をし、子どもたちが大きくなった時、父親が犯した過ちをいずれ知ることになると思います。自身が犯した過ちを後悔しない日はありません。子どもたちが大きくなった時に、これ以上情けない思いをさせないように…。今後の日々は最善を尽くして生きていこうと思います」

－どうして過ちを？

「仕事において、私生活においても、おごり、慢心、そのようなものがありました」

－バレないとかそういう気持ちは？

「…本当に申し訳ございませんでした」

－一度は会わないと決めた後も会っていた。どういう気持ちだった？

「やはり、自分のことしか考えていなかったと思います」

－今後の話し合いは2人で？　弁護士などは入っているか？

「現時点で弁護士さんが入っていることはありません」

－今回のことがあっても、反省して今後も頑張ってほしいというファンもいる

「（涙をこらえながら）今後の仕事のことは、今の私の口から申し上げることはできません。ですが、今後生きていく上で、1日1日を、最善を尽くしていこうと今はかたく思います」

－唐田とは別れた？

「はい」

－自身は今後の仕事を続けたいか？

「今まで、私が役の上でしゃべったせりふは私の言葉ではありません、役がある限りは、役を全うしたいと思います。今後、仕事のことは申し上げられませんが、あるのであれば、その1つ1つが最後だと思って…」

－過ちをおかした自分にかける言葉は？

「（約30秒沈黙）。人を裏切らず、最善を尽くして生きていこうと」

－これからどう生きていくか

「人を裏切らず、今回の件でたくさんの人を傷つけました。家族、お仕事の方、友人の方、たくさんの方を裏切りました。その傷をすっかりいやせることもなければ、犯した過ちを無くすこともできないと思います。今後は人を裏切らず、最善を尽くして、ご迷惑をかけた方に、お恩がある方にお返ししていきたいと思います」

（最後に再びあいさつ）

「今後何か決まり次第、どのような形になるか分かりませんが、ご報告させていただきます。私の口から言えたことではないのですが、妻と小さな子どもたちのことは、静かに見守ってあげていてください。本日はありがとうございました」