嵐の相葉雅紀（37）が3日までに、ジャニーズグループを代表して、中国から千葉・成田空港に到着した医療支援物資を受け取った。新型コロナウイルス感染拡大に対する支援活動「Smile　Up！　Project」の一環。段ボール400箱、重さ約4トンの防護服（隔離服）1万枚が置かれた同空港内のJAL貨物ビルを訪れた。

2日夜に成田空港に到着した支援物資は、JALの輸送協力によって無償で届けられた。相葉は積荷を前に「このたびは輸送のお手伝いいただき、ありがとうございました」と感謝。「現在医療の最前線で自らの危険を顧みず従事されている皆様。このような大変厳しい状況の中で皆様の責任感が今を支えていることと思います。防護服を皆さまの元へお届けいたします」と医療従事者にメッセージを送った。

また、ジャニーズ事務所によると、同プロジェクトが反響を呼び、当初の予定よりも多く支援物資を届けることになったという。当初は防護服3万3000枚、医療用マスク30万枚、抗菌マスク20万枚の総額約8000万分を調達する予定だったが、さらにアイソレーションガウン（防護服の一種）5万枚と、三層マスク23万枚が追加された。支援物資の総額は3億3000万円に達するという。

「Smile　Up！　Project」では、ファンクラブサイトなどで新たに有料の映像配信サービスを始め、一定期間内の収益を医療物資購入費用に充てている。ジャニーズ事務所は「皆様から多くのご尽力をいただき、医療物資を追加で購入、届けられる運びとなりました」と感謝を伝えた。既に先月下旬には中国から船便で一部の医療物資が到着しており、順次医療機関に届けられている。

○…既に一部の医療機関には、ジャニーズグループからの医療支援物資が届いている。東京医科歯科大学医学部付属病院は先月28日、公式サイトで「ジャニーズ事務所『Smile　Up！　Project』様から、すてきなメッセージとともに、防護服1000枚とマスク3600枚が届きました。ありがとうございました。大切に使用させていただきます！」と報告。職員らが届いた物資を積んだ段ボールを運ぶ様子などを掲載している。