BTS、吉高&横浜W主演映画の主題歌書き下ろし

「きみの瞳が問いかけている」に主題歌「Your eyes tell」を書き下ろし、映画の主題歌を初めて担当したBTS

韓国の男性7人組ヒップホップグループ、BTS(防弾少年団)が、吉高由里子(31)と横浜流星(23)のダブル主演映画「きみの瞳が問いかけている」(三木孝浩監督、10月23日公開)に主題歌「Your eyes tell」を書き下ろしたことが8日、分かった。

各国の音楽チャートを席巻するBTSが、映画の主題歌を担当するのは世界初で、メンバーのジョングク(22)が作曲に参加。15日発売の日本4枚目のアルバム「MAP OF THE SOUL:7~THE JOURNEY~」に収録される。

「物語を象徴する感動的なラブバラードが欲しい」と白羽の矢を立てるも、書き下ろしは難しいと覚悟していた映画プロデューサーの熱意に、BTSが応えた。日本版アルバム制作の予定がありOKを出し、脚本だけでなく同映画のラッシュ(編集中の映像)もチェック。何曲かのデモテープを送ったが、レコーディング直前に、全く方向性が異なる楽曲を送ったという。それが「Your eyes tell」だ。

BTSのバン・シヒョク・プロデューサーは「脚本を読み、映画のラッシュを見たジョングクが書き下ろした楽曲です」と説明。歌詞には映画のキーワード「見守ってる」などが盛り込まれ、輝くようなメロディーと伸びやかな歌声は映画本編とマッチし、三木監督はラストだけでなく劇中の挿入歌としても使用した。

BTSは「こんなにすてきな映画に参加できて僕たちもすごくうれしく思っております。映画の美しくて深い愛の世界観を表現しました」とコメントした。そして「聴いていただきたいポイントは、やはり美しいメロディー、いろいろ大変な中でも君のその瞳が見ている未来には光があると信じている、というメッセージが込められている歌詞。聴いて、映画を一緒に見ていただければ、僕たちが楽曲に込めている気持ちを感じ取っていただけると思います」とアピールした。

〇…吉高は「いつもニュースで見ていたBTSさんが映画の主題歌を書き下ろしてくださったことに、驚きとともに感謝の気持ちでいっぱいです」と感激のコメントをした。明香里(吉高)が運転した車の事故で両親を亡くし、視力を失ったことを告白したことで、罪を犯し未来を断たれたキックボクサー塁(横浜)が残酷な運命の因果に気付いてしまうストーリー。そうした物語も踏まえた歌詞となっており、吉高は「映画の世界観に厚みが増し、さらに引き込まれるすてきな作品になりました」と相乗効果を強調。横浜も「作品に寄り添うとてもすてきな音楽で余韻に浸れる素晴らしい楽曲。ワールドワイドに活躍されるBTSさんの力をお借りし、たくさんの方々に見ていただけたら幸せです」と期待した。