東ちづる、感染者や感染場追い詰めないでケアを

東ちづる(18年11月撮影)

女優の東ちづる(60)が、新型コロナウイルスのクラスターが発生した飲食店などの店舗名を関係者の同意なく公表できるようにするとの政府の対応に、「感染者や感染場を追い詰めないでケアしてほしい」と訴えた。

東は29日、ツイッターを更新。飲食店などでクラスターが発生し感染経路の追跡が困難な場合には、都道府県が関係者の同意なく店舗名などを公表できるとする通知文書を政府が業界団体に出したとの報道を受け、「公表するのは簡単なことだろうけど、それで生活できなくなる人たちがいます。国民を守るという政策を全力で尽くしてのコレだと、私たちも諦めがつく。緊急事態宣言の発令もなく、保証もなく、この脅しのような策は戸惑うしかない」と思いをつづった。

続くツイートでは「退治すべきは新型コロナウイルスであって、感染場ではない。感染者や感染場を追い詰めないでケアしてほしい。国会を開いてほしい。税金を医療や困ってる人に有効に使ってほしい」と訴え、「当たり前のことを呟いてると思うんだけど、これしきのことに勇気がいるって・・・」と複雑な思いをにじませた。