優れたデジタル・コンテンツ等の制作者を表彰する「デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー’19／第25回AMDアワード」授賞式が20日、都内で行われ、歌手美空ひばりさんを現代に復活させた「AI美空ひばり」が「大賞／総務大臣賞」を受賞した。

没後30年を迎える美空さんを最先端のAI技術で現代によみがえらせ、新曲の歌唱を実現させるプロジェクト。主催の一般社団法人デジタルメディア協会は、選考理由について「もう一度歌声を聴きたいという人々の思いをデジタル技術に集約させ、アーティストを再現するプロジェクトの努力を讃える」などとした。

美空さんの歌声を再現した「AI美空ひばり」は、昨年大みそかのNHK紅白歌合戦に登場。秋元康氏が作詞・プロデュースした新曲「あれから」を歌唱し、40年ぶりの紅白出演が話題を集めた。

「AMD理事長賞」には氷川きよしの「限界突破×サバイバー」が選ばれた。