剛力彩芽オスカー退社発表「これからは自身で選択」

剛力彩芽(20年3月16日)

女優剛力彩芽(28)が31日、所属事務所「オスカープロモーション」を同日付で退社すると、同社の公式ホームページで発表した。退社の意志を固めたことは、29日までに明らかになっていた。

公式サイトの文書では、石川薫社長の署名で「弊社所属の女優・剛力彩芽は、2020年8月31日をもって円満に弊社を退会する運びとなりましたこと、ご報告させて頂きます」と発表。「2002年、10歳より弊社モデル部に所属し、2011年より本格的に女優として活動をすべく芸音本部に所属を移し、18年間という長きに渡りオスカープロモーションに在籍、日々深い信頼関係のもと共に活動して参りました」と振り返った。

また「女優・モデルとして大きな成長を重ねる彼女を時折眩しくも感じました。良い時も悪い時も二人三脚で仕事に邁進し、楽しいことや大変だったことなど多くの経験を共有し過ごしたこの時間は、私どもにとっても誇らしく宝物だと感じております」。

最後は「2020年9月1日より新しいスタートをきる剛力彩芽の今後更なる飛躍を心より願っております」とし、「これまで剛力彩芽に深い愛情を注いでくださり、ご支援頂きました関係者の皆様・ファンの皆様には深く感謝申し上げます。剛力彩芽の応援、今後とも何卒よろしくお願い申し上げます」と結んだ。

また、剛力も自身のインスタグラムを更新。「この度、私、剛力彩芽は18年間お世話になりました株式会社オスカープロモーションを退所し、独立させていただくこととなりました。」と、退社と独立を発表した。 剛力は冒頭で、10歳だった2002年(平14)に入社後、自らを育ててくれたオスカープロモーションの古賀誠一会長と、マネジメントスタッフに感謝の思いをつづった。 「引っ込み思案で幼く何も分からない私をいつも優しく愛情いっぱいで育ててくださった古賀会長をはじめ、暑い中寒い中昼夜を問わず私をずっと支え続けてくださった事務所関係者及びマネージャーの皆さま、こんな私といつも楽しくお仕事をご一緒くださる関係者の皆さまには感謝してもしきれません」 その上で「『いつでも相談しなさい』という父のような強くも温かい会長のお言葉を心に、これからは自分自身で考え選択し挑戦していくという新しい環境の中、表現者としてより一層皆さまに笑顔と感謝をお届けできるよう、誠心誠意頑張ってまいります。よろしくお願いいたします」と、退社に当たって、古賀会長から温かい言葉をかけてもらったことを明かした。 その上で「そして、なによりいつも変わらずに応援してくださるファンの皆さまに、心より感謝申し上げます」(コメントは原文のまま)とつづった。

 

同事務所をめぐっては、看板女優の米倉涼子をはじめ岡田結実、ヨンア、長谷川潤ら所属タレントの退社が続いており、剛力はこうした状況に不安を募らせていたという。今月に入ってから会社側と話し合いを持ち、退社の意志を伝えていた。既に個人事務所を立ち上げており、当面の間はフリーで活動するとみられる。

剛力は02年オスカー入り。08年雑誌「Seventeen」の専属モデルを務め、11年フジテレビ系ドラマ「大切なことはすべて君が教えてくれた」で女優デビューした。13年にはシングル「友達より大事な人」で歌手としてもデビューしたほか、フジテレビ系バラエティー「奇跡体験!アンビリバボー」のレギュラーを務めるなど多方面で活躍する。