新海誠監督の娘・新津ちせ「つらかった」鬼嫁の娘役

映画「喜劇 愛妻物語」公開記念舞台あいさつに出席した新津ちせ(撮影・遠藤尚子)

新津ちせ(10)が12日、東京・新宿ピカデリーで、映画「喜劇 愛妻物語」(足立紳監督)公開記念舞台あいさつに、主演の浜田岳(32)水川あさみ(37)と出席した。

結婚して10年、倦怠(けんたい)期の夫婦が幼い娘と四国旅行に出掛けた先で巻き起こす悲喜劇を描く。

新津は、浜田演じるうだつの上がらないダメ夫と水川演じる鬼嫁の娘・アキを演じた。実父は「君の名は。」「天気の子」など大ヒットアニメを手掛けた新海誠監督だが、「私のお父さんとお母さんとは全然違う」とポツリ。撮影ではののしり合う“両親”にはさまれ「台本だと分かっているけど、やめてくれないかなとずっと思ってました。つらかったです、ぶっちゃけ」と苦笑した。

同作は足立監督の実録夫婦小説が原作。新津の話に監督が「君のお父さんくらい大ヒット作を連発していたら、けんかにならない」と率直に伝えると、無言で困り顔の新津に「笑うところだよ」とアドバイスして笑いを誘った。

現場では常に浜田、水川を「パパ」「ママ」と呼んでおり、浜田は「家族感を刷り込んでくれて、本当に彼女のおかげ」と新津のしっかりぶりに感謝。最後のあいさつでは「言葉って不思議で、意味は辞書に載っているけど、誰が誰に言うかで意味が変わってくる。この夫婦は罵倒し合っているけど、信頼関係があるからすごくいい夫婦だなと思いました」とあいさつし、水川を「ちせの後にあいさつするのは嫌になりますよ。本当にその通りです、としか言えなくなってしまう」と脱帽させていた。