伊藤容疑者近く釈放へ、1カ月前は伊勢谷被告保釈

警視庁湾岸署へ身柄を戻される伊藤健太郎容疑者(撮影・中島郁夫)

29日に自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道路交通法違反(ひき逃げ)の疑いで逮捕された俳優伊藤健太郎容疑者(23)が、留置されている警視庁東京湾岸署から近く釈放される見通しであることが30日、分かった。 

同署前には多くの報道陣が集まっており、出てくる際、謝罪の言葉を発するのかなど、その挙動が注目される。伊藤容疑者は、この日朝、同署から送検されていた。

芸能人をめぐり、東京湾岸署ではちょうど1カ月前の9月30日、大麻取締法違反(所持)の罪で起訴された俳優伊勢谷友介被告が保釈されている。釈放と保釈の違いはあるが、伊勢谷被告は同署から出てきた際、頭を下げ、謝罪の言葉を口にしている。

伊藤容疑者は28日午後5時45分ごろ、東京都渋谷区千駄ケ谷1丁目の都道で、バイクと衝突し、男女2人にけがを負わせたうえ、救護せずに現場から立ち去った疑い。女性は左足の骨を折る重症、男性は左腕を打撲した。

逮捕した原宿署によると伊藤容疑者は「バイクとぶつかった後に現場から離れてしまったことについては間違いありません」と容疑を認めている。