朝日放送のマスコットキャラクター「エビシー」がアニメ化され、来年1月からABCテレビで「エビシー修業日記」（関西ローカル）として放送されることが決まった。

エビシーは男の子。滋賀・びわ湖の生まれで、大阪・中之島の「堂島川の底」に住んでいる。正体は「ABCラジオ、テレビが大好きな未確認生物」という設定だ。

アニメではABCテレビとABCアニメーションがタッグを組み、これまで明かされてこなかったエビシーの新たな家族も登場し、プライベートな話題も盛り込まれる。

主人公のエビシーの声を担当する声優の悠木碧（28）は「このアニメは、ポップな川の生き物のルックスからは予想できない社会派ギャグで毎話面白かったです。かわいい絵から想像できないそこそこブラックなジョークも飛び交います（笑い）。なかなか辛辣（しんらつ）なテレビ局あるあるが、ポップな絵で描かれた異色の作品です。きっと皆さんにクスッと笑ってもらえると思います」とコメントした。

青池良輔監督は第一印象について「最初、頭の毛が数字の6になっているピンクの生き物のイラストを拝見して一瞬戸惑い、『このキャラクターがテレビ局で修業するアニメを作りたい』と企画内容をお聞きし、『服も着てないのに！？』と2度、戸惑いました（笑い）」とコメント。

さらに「ABCテレビさんにお邪魔した時に、ロビーでエビシーの等身大フィギュアを拝見して『あれ？　めっちゃカワイイ！？』とテンションがあがってしまいました。エビシーは、一瞬戸惑うインパクトがあって、あとから愛着がわいてくる、ずるいキャラだと思います」と話した。「エビシーの活躍や、個性豊かなキャラクターを楽しんでいただきつつ、テレビ業界の裏側を楽しんでいただければと思います」とPRした。