日向坂46齊藤京子が初ソロ写真集「国民的彼女」に

齊藤京子のファースト写真集の先行カット。銀座の待ち合わせで笑顔を見せる

日向坂46齊藤京子(23)のファースト写真集(タイトル未定、主婦と生活社)が、来年1月19日に発売されることが16日、分かった。日向坂46に改名以降、グループ初のソロ写真集となる。本人の強いこだわりでオール東京ロケを敢行。「リアル彼女とデート感」の詰まった1冊になる。

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写真集は「ずっと夢に見ていた」という。「もともと、写真集を見るのが大好きで、坂道シリーズの先輩たちとか、女優さんの写真集をずっと見ていました。自分がいつか出せる機会をいただけたら、こういう風にしたいなっていうのをすごく考えていたんです」。写真集制作決定を伝えられた際には、早速スタッフに写真集のイメージについて2時間も熱弁したという。

レギュラーモデルを務めるファッション誌「ar」の編集部スタッフが製作。1年以上前から打ち合わせなど準備を進め、オール東京ロケを行った。「東京生まれ東京育ちで、ほぼ東京から出たことがなくて。しかも、名前も京子だから東『京』が入っているんです。“超東京っ子”なんです」と地元愛を語った。

23区内の有名デートスポットなどで撮影。テーマは「令和最高の彼女とデート」。アイドルとしてのこだわりもあった。「『国民的彼女』を目指していて、リアルを追求したかったんです。海外旅行は普段なかなかできないけど、国内だったら、足を伸ばせば行けるじゃないですか。2人っきりの空間が表現できていると思います」と説明した。

「誰でも行くことがあったり、デートで通るようなところで撮影しました。写真集の“聖地巡礼”をしたら、すぐ制覇できるかもしれませんよ。『齊藤京子と過ごしたらこういう感じなんだろうな』って思ってもらえればうれしいです」

水着姿や下着姿のショットにも挑戦した。「結構緊張して、恥ずかしさもありました。普段、ライブの時や、私服から制服に着替える時も、メンバーにあまり見られないように、しゃがんで着替えているんです」と告白。「写真を見て『あ、私、ちゃんと女性なんだな』って思いました」と振り返った。

東京でのロケが決まった後、世界がコロナ禍に見舞われたが、「この状況だから海外に行けなかったわけではなく、最初から東京って決めていたんです」と説明した。昨年2月にけやき坂46(読み:ひらがなけやき)から日向坂46に改名後、グループ初のソロ写真集となる。「本当にうれしいですし、光栄です。スタッフさんからは『東京に決めていたから、この状況でも出せるよ、よかったね』と言われました」と喜んだ。

日向坂46としては、12月6、7日に予定していた初の東京ドーム公演がコロナ禍で延期に。同24日に無観客配信ライブを行う。「おひさま(ファンの通称)の皆さんに直接お会いすることはできないけど、めちゃめちゃ最高のクリスマスにしたいと思います」。画面越しではあるが、クリスマスイブの時間をファンと共有する形になる。「それこそ、誰かとデートしながら、スマホでライブを見ていただいてもいいですね」と笑顔を見せた。

来年はデビュー3年目に入る。「まずは写真集がたくさんの人に愛される1冊になって、少しでもグループに貢献していきたいです」と意気込んだ。「リアル感」を追求する明確なビジョンで、「国民的彼女」への道を着々と歩んでいる。【横山慧】

◆齊藤京子(さいとう・きょうこ)1997年(平9)9月5日、東京都生まれ。16年5月、けやき坂46に1期生として加入。昨年2月に日向坂46に改名、3月にシングル「キュン」でデビュー。愛称「きょんこ」。キャッチフレーズは「ラーメン大好き、齊藤京子です」。ファッション誌「ar」レギュラーモデル。155センチ。血液型A。