百田夏菜子、祖父母がいい夫婦の日に映画見てくれた

アニメ映画「魔女見習いをさがして」大ヒット御礼舞台あいさつで、サプライズの色紙のプレゼントに感激する百田夏菜子(撮影・村上幸将)

ももいろクローバーZ百田夏菜子(26)が25日、東京・新宿バルト9で行われたアニメ映画「魔女見習いをさがして」(佐藤順一、鎌谷悠監督)大ヒット御礼舞台あいさつで、映画のチケットを渡した祖父と祖母が「いい夫婦の日」の22日に映画を見に行ったと明かした。

百田は「おじいちゃん、おばあちゃんが見てくれて。普段、映画を見に行ったと聞いたことがなくて、チケットを送って説明したら『見に行くね』と言ってくれて」と振り返った。その上で「(祖父母が映画を見に行ったのが)たまたま『いい夫婦の日』。何てすてきなの? と思って。おじいちゃん、おばあちゃんの過去のデート、聞いたことがないですけど(デートに)行っていたら、思い出したり、温かい時間になっていたらうれしい」と目を輝かせた。祖父母の感想を聞かれると「『本当に上手だった』と、恥ずかしいくらい褒めてくれた。作品で、こういう仕事やってるよと届けることが出来た」と照れ笑いを浮かべた。

「魔女見習いをさがして」は、1999年(平11)からテレビ朝日系で4年、放送されたアニメ「おジャ魔女どれみ」シリーズの20周年記念作品として、完全新作映画として製作された。この日「おジャ魔女どれみ」が子供の頃から好きで声優を務めた百田と森川葵(25)、松井玲奈(29)には、キャラクターデザインを担当した総作画監督の馬越嘉彦氏から、サプライズで描き下ろしの色紙が届いた。百田は幼い頃の母との思い出を語り出した。

「ここで自分の話をしても、いいですか? 私…実は、どれみちゃんの写し絵が出来るものを買っていて。絵がメチャメチャ苦手だったんですけど、写して書けるから上手に書けるので、すごくはまっていて。毎日、毎日、お母さんと絵を描いていたんです」

馬越氏から贈られた色紙には、劇中で演じた広島県尾道市のフリーター川谷レイカが幼少期と青年期に、それぞれ絵を描く姿が描かれていた。母子のように並んで絵を描く構図に、百田は「この絵が、すごくうれしい」と喜んだ。

製作と配給の東映にとって、18日午後10時58分に急性大動脈解離のため東京都内の病院で死去した、岡田裕介会長(享年71)の急逝を20日に公表して以後、初のイベントとなった。