窪田正孝「エール」裕一へ小山田の手紙20・2%

連続テレビ小説「エール」ヒロイン発表会見で笑顔を見せる窪田正孝と二階堂ふみ(2019年6月3日撮影)

NHK連続テレビ小説「エール」(月~土曜、午前8時)の26日に放送された第119回の平均視聴率が20・2%(関東地区)だったことが27日、ビデオリサーチの調べで分かった。 

同作から土曜の内容は1週間を振り返る形となっている。最高視聴率は第37回の22・1%。

主演は窪田正孝、ヒロインに二階堂ふみ。物語は高校野球の「栄冠は君に輝く」や、阪神タイガース応援歌「六甲おろし」などで知られる数々の名曲を手掛けた作曲家古関裕而氏とその妻をモデルにした、音楽とともに生きた夫婦の物語。

主題歌「星影のエール」をGReeeeNが歌う。朝ドラ初の4K撮影で窪田&二階堂のタイトルバック映像にも、その美しい風景が使われている。

あらすじは、東京オリンピックが終わり、裕一(窪田正孝)の元に、小山田耕三(志村けん)が亡くなる直前に裕一に宛てて書いたという手紙が、届けられる。その手紙に書かれていた小山田の最後のメッセージは、裕一の才能に嫉妬していたことを後悔している、許してほしいという謝罪の言葉だった。裕一は小山田には「感謝の言葉しかありません」と使いの者に言う。

それから時が流れ、裕一は病に伏す音(二階堂ふみ)の療養ため、東京を離れて静かな生活を送っていた。ある日、作曲家を目指しているという広松寛治(松本大輝)という青年が裕一を訪ねてくる。広松はなぜ裕一が曲を書かなくなったのかを問う。裕一は「音楽は常にある。僕の中にある音楽を僕だけで楽しみたい」と答える。そして、裕一と音は海に出る。若き日と変わらぬ2人が、そこにいた。