濃厚接触の坂東玉三郎が復帰「何物にも代えがたい」

歌舞伎座「十二月大歌舞伎」の第4部「日本振袖始」で岩長姫実は八岐大蛇を演じる坂東玉三郎〓(○の中に小文字のC)松竹

新型コロナウイルス感染症の濃厚接触者に認定されたため「十二月大歌舞伎」(東京・歌舞伎座)の第4部「日本振袖始 大蛇退治」を休演していた坂東玉三郎(70)が9日、復帰した。

1~7日の出演を取りやめ、8日の公演休演日をはさんでの復帰。公式サイトには「こういう時期を経験しますと、舞台に立ちます気持ちは、何物にも代えがたいと痛感する」と記している。日本神話を題材にした舞踊劇で、玉三郎は大蛇の化身である岩長姫を演じ、大きな拍手を受けた。代役をつとめていた尾上菊之助が当初の配役通り素戔嗚尊を演じた。26日まで。