出演者も取材も厳戒、ステージは拡大/紅白リハ

紅白歌合戦のリハーサルを終え、記念撮影に臨むNiziUの、前列左からMAYUKA、MAKO、RIMA、RIKU、後列左からAYAKA、RIO、MIIHI、NINA(代表撮影)

<第71回NHK紅白歌合戦リハーサル>◇29日◇東京・NHKホールほか

大みそかの「第71回NHK紅白歌合戦」(午後7時30分)のリハーサルが、29日から始まった。紅白史上初の無観客開催となるが、リハーサル取材もコロナ禍での厳戒態勢の中で行われている。

例年はNHKホールのロビーに、芸能メディアが一堂に集結。ステージでのリハーサルの模様や、取材に応じるアーティストによる写真撮影や囲み取材が行われてきたが、今年は代表取材のみで実施されている。

関係者によると、アーティスト関連スタッフも人数が制限されているという。出演者も、パスを必ず身に着けるなど、ホール内や関係者エリアへの出入りも、配慮が施されているとみられる。

また今回は、同局全体がステージになる。メインの「NHKホール」を中心に、同局最大の大きさの「101スタジオ」のほか、東京フィルハーモニー交響楽団による「オーケストラスタジオ」「審査員ルーム」の4会場から、さまざまな演出が繰り広げられるが、メインのNHKホールも、1階の客席を大幅につぶして、メインステージは例年より拡大された。

さらに正面だけでなく、上手側、下手側のサイドに横長の大型映像装置が設置され、ホール以外の場所から出演者や審査員らが映し出されて、ステージの出演者と“共演”するような形がとられた。