綾瀬はるか主演「天国と地獄」初回16・8%好発進

綾瀬はるか(2019年11月20日撮影)

女優綾瀬はるか(35)が主演のTBS系ドラマ「天国と地獄~サイコな2人~」(日曜午後9時)の第1話が17日、放送され、平均視聴率(関東地区世帯)が16・8%だったことが18日、ビデオリサーチの調べで分かった。

同作は綾瀬演じる“ドン詰まり”の刑事と、高橋一生(40)演じる表向きは社長だが、裏の顔はサイコパスな殺人鬼の魂が入れ替わり、人生が逆転した2人の愛と運命が交錯するオリジナルドラマ。綾瀬が出演した「JIN-仁-」「義母と娘のブルース」などで知られる森下佳子氏が脚本を手掛けた。

第1話で、努力家で正義感が強く、上昇志向も強いが慌てん坊な刑事・望月彩子(綾瀬はるか)は、思い込んだら一直線で失敗も多いため、周囲の刑事たちからは煙たがられていた。そんな彩子は朝からバタバタと急ぐあまり、電車内でうっかり自分だけマスクをしていないことに気付いた。すると、偶然乗り合わせた男性(高橋一生)から自社製品のサンプルだというマスクを譲り受けた。

そんな中、とある殺人事件が発生。管理官が刑事たちに現場へ急行するよう指示するが、なんとその時、捜査第一課に居合わせたのは、過去の失敗で謹慎中の身であった彩子のみ。彩子は、刑事として挽回する願ってもないチャンスの到来に、息を巻いて現場へ急ぐ。向かった先には、遺体の口内にパチンコ玉が詰められた、猟奇的殺人現場が広がっていた。しかしその猟奇的惨状の半面、掃除されたばかりのような清涼感を感じる現場に違和感を覚えた。

そんな彩子の違和感を解消したのは、彩子の能天気な同居人・渡辺陸(柄本佑)だった。清掃現場でアルバイトをしている陸によると、匂いのない業務用の特殊洗浄剤がこの世に存在することが分かった。その洗浄剤の製造元は創薬ベンチャー企業のコ・アース社。そのコ・アース社の社長が日高陽斗は、数日前彩子に電車内でマスクをくれたあの男だった。

自分だけが知る重要参考人に、何か運命めいた物を感じた彩子は早速、日高のもとへ会いに行った。しかし、その時はまだ、表向きは若くしてベンチャーを立ち上げた敏腕経営者・日高が、裏の顔は類いまれな頭脳と知識を駆使したサイコパスな殺人鬼であることは知る由もなかった。