シュワルツェネッガー、動画でワクチン接種呼びかけ

アーノルド・シュワルツェネッガー(19年11月撮影)

元カリフォルニア州知事で俳優のアーノルド・シュワルツェネッガー(73)が20日、新型コロナウイルスワクチンを接種する動画を公開し、「生きたいならワクチンを接種しよう」と呼びかけた。

シュワルツェネッガーはロサンゼルスで全米最大規模のドライブスルーによるワクチン接種場として15日にオープンした大リーグ、ドジャースの本拠地ドジャースタジアムで、車に乗ったままワクチンを接種する様子をSNSに投稿。「今日はとても良い日だ。列に並んで待つのがこれほど幸せな日はない。もし、あなたが接種対象者なら登録してワクチンを打ってくれ。生きたいなら私の後に続いてワクチンを接種して」とコメントも添えている。

累計100万人を超える感染者を記録し、医療逼迫(ひっぱく)が続いているロサンゼルスでは、ワクチン接種の遅れが指摘されていたが、21日からようやく65歳以上の高齢者への接種が始まることが発表されている。それを前に、元州知事としてワクチンの啓蒙(けいもう)活動にひと肌脱いだようだ。

シュワルツェネッガーはパンデミックが始まって以降、正しい手洗いの方法やステイホームを訴える動画などを投稿し、正しい感染予防を呼びかけてきた。

その後、シュワルツェネッガーは、第46代大統領に就任したバイデン大統領とのツーショット写真も投稿。「バイデン大統領を応援しています。あなたの成功は国の成功です」と就任を祝福した。(ロサンゼルス=千歳香奈子)